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【機構の動き】平成30 年度さとうきび・甘蔗糖関係検討会を開催

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最終更新日:2019年1月9日

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 alic鹿児島事務所は11 月6 日(火)〜7日(水)、鹿児島県徳之島にてさとうきびの生産に関するさまざまな課題の解決に向け、「さとうきび・甘かん蔗しゃ糖関係検討会」を開催しました。本検討会には鹿児島・沖縄両県の生産者、農業協同組合、製糖業者、行政関係者、学識経験者など約300人の方々にご参加いただきました。

 

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 29 年産のさとうきびは、鹿児島県下では29 年10 月末に来襲した季節はずれの台風などの影響、また、沖縄県下では、梅雨明け後の干ばつなどの影響により、生産量は豊作であった前年を大きく下回って両県で約130万トンとなりました。
 30 年産も台風24 号による潮害などの影響が大きく、今後のさとうきびの生育が心配されているところであり、引き続き、さとうきび生産の安定化に向けた取り組みが重要です。そこで今回の検討会では「持続的・安定的なさとうきび生産への取り組みについて」をテーマに生産者報告会や両県の研究者からの研究成果発表を行ったほか、「品種の経年評価を通したサトウキビの長期的低収要因の検証」(琉球大学農学部川かわ満みつ芳よし信のぶ教授、鹿児島大学大学院連合農学研究科寳たから川がわ拓ひろ生お氏)の報告、さとうきびキャラバン優良事例発表、島内の試験ほ場や苗の培養施設などの現地視察を行いました。

 両県のさとうきび関係者が一堂に会する貴重な機会として毎年好評をいただいている本検討会にて、今年も活発な意見交換や討論などが行われました。

 来年度は沖縄県の石垣島で開催する予定です。alicでは引き続き関係者と一体となり、本検討会の充実を図っていきます。
(鹿児島事務所)
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