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第83回沖縄県さとうきび育種委員会(秋期)が開催された

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最終更新日:2017年12月25日

平成29年12月

 那覇事務所 小木曽 貴季

 
 11月26日(火)と27日(水)の2日間、沖縄蔗作研究会、沖縄県農業研究センターの共催で第87回沖縄県さとうきび育種委員会(秋期)が開催された。
 
 この育種委員会は、各研究機関や各地域の製糖工場のさとうきび育種担当者等が一堂に会して、沖縄県内の地域、島々に適するさとうきび品種を選定するための検討及び情報交換を行うもので、毎年、春と秋に開かれている。今回は、約60名の関係者が参加し、1日目に石垣市内で成績検討会が行われ、2日目に西表島内で現地視察が行われた。
 
 成績検討会は、沖縄蔗作研究会の村山会長の挨拶により開会し、学識経験者である、杉本明博士や農研機構九州沖縄農業研究センターの田村種子島研究調整監等沖縄県外からも参加があり、活発な議論が交わされた。

当日の会場内
当日の会場内

成績検討会の様子
成績検討会の様子

 2日目の現地視察では、西表糖業株式会社の工場及び島内の試験圃場の視察を行った。
 
西表糖業株式会社では、島内のさとうきび作農家の現況についても説明があった。島内のさとうきび作農家においては、専業農家が2〜3割程度で、兼業農家が7割程度とのことであった。ハーベスタ収穫(機械刈り)は30年産では、15.47%であったが、今年産については、25%程度を見込んでいるとのことであった。機械刈りの割合が増えるため、収穫し易いNi27の植付けが増えているとのことであった。
 
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