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「第16回久米島町産業まつり」への出展

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最終更新日:2017年12月21日

平成29年12月

 那覇事務所 針ヶ谷 敦子

 12月3日(日)、「第16回久米島町産業まつり」(主催:久米島町産業まつり実行委員会)が久米島ホタルドームで開催された。今回、当機構は砂糖に関するパンフレットの配布、パネルの展示等の出展を行った。
 同産業まつりは、久米島町の産業振興に資することを目的として毎年開催されており、農水産物、加工食品、工芸品等の久米島の特産品の展示・即売が行われたほか、褒章授与式典やクルマエビのつかみ取り等のさまざまなイベントが実施された。当日の午後からは、あいにくの強い雨と風に見舞われたものの、今年は開催場所を久米島ホタルドームに移したことで、広いドームの中で室内展示を楽しむ来場者の姿が見られた。
ドーム内の様子
ドーム内の様子

開会式・褒章授与式

 開会式のオープニングセレモニーでは久米島高校吹奏楽部による演奏が行われた後、同産業まつり実行委員長大田治雄町長ら関係者によるテープカット及び実行委員長から開会の挨拶があった。また、ドーム内において褒章授与式典及び過去1年間の実績が最も優秀な地区や個人、団体等に対する表彰が行われた。
テープカットの様子
テープカットの様子
褒章授与式典の様子
褒章授与式典の様子

砂糖に関する知識の周知・浸透

 当機構は、砂糖の価格調整制度等に関する周知・浸透を行うため、砂糖に関するパンフレット等の配布や、消費者向けパネルの展示等を行った。展示ブースでは、職員がパネルを用いて、久米島を含む沖縄県・鹿児島県南西諸島におけるさとうきび生産の重要性や砂糖の価格調整制度について来場者に説明を行った。また、ルーペによる砂糖の結晶の観察コーナーを設け、砂糖が無色透明の結晶で無漂白であることの説明を行った。
 来場者からは、「砂糖の結晶が透き通っていてきれいだった」、「今後もこういった場で情報を提供してほしい」等の声が聞かれた。当機構としても砂糖に関する消費者の意見等、直接聞くことができる良い機会となった。
展示ブース内での来場者への説明
展示ブース内での来場者への説明
 会場では、久米島製糖株式会社によるさとうきびの各品種の鉢植えの展示も行われ、担当者に熱心に質問をする生産者の姿が見られた。
さとうきびの品種について久米島製糖株式会社の担当者と話をする生産者
さとうきびの品種について久米島製糖株式会社の担当者と話をする生産者

おわりに

 さとうきびの生産地である久米島においても、砂糖の価格調整制度を知らない来場者はいた。砂糖の価格調整制度は、消費者に支えられていることから、制度の安定的な運営のためにも消費者の理解を得ることが重要だと考えられる。
 今回、機構の展示品に興味を持ち、雨の中でも職員の説明を熱心に聞く子供たちもいたことから、今後もより多くの消費者の関心が高まるよう、頂いたご意見を参考にしながら、同制度の周知・浸透に取り組んでいきたい。
 最後に、この場をお借りして、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033