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ゆがふ製糖株式会社で製糖開始式が催された

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最終更新日:2019年1月21日

那覇事務所 岡 久季

 ゆがふ製糖株式会社は、平成31年1月7日(月)に30年産の製糖開始式を執り行った。
 沖縄本島における30年産のさとうきび生産量は、台風被害が重なったことなどから、昨年より1万2750トン下回る13万7千トンと見込まれており、製糖期間は同日から4月9日(火)までの約92日間を予定している。

 はじめに、同社の知念宏彦代表取締役社長が「前期に工場設備の大きな修繕を行い、安定操業に向けた取組を強化した結果、工場都合による停止はありませんでした。本年も工場内はもとより、収穫作業についても安全作業に徹し、かつ好成績を収めるよう努めてまいります」と意気込みを語った。続いて、公益社団法人沖縄県糖業振興協会の長嶺豊理事長から祝辞があった。
ゆがふ製糖株式会社知念社長のあいさつ
ゆがふ製糖株式会社知念社長のあいさつ
 当機構那覇事務所からは所長の寺西徹能があいさつし、「減産の見込みとなるなか、今後の収穫に向け糖度が上がることを願うとともに、収穫や製糖の順調な進行と、皆様方の健康と安全な操業を祈念いたします」と述べた。
当日の会場の様子
当日の会場の様子
 当日配布された資料によると、工場へ搬入されるさとうきびの量は1日あたり1500トン、車両の延べ台数は同250台程度を予定している。また、沖縄本島のさとうきび収穫面積は2752ヘクタール(前期比64ヘクタール減)であり、原料糖の製造量は1万5600トン(同2008トン減)が見込まれている。
原料を投げ込み安全を祈願する関係者
原料を投げ込み安全を祈願する関係者
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