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「砂糖の出前講座」を開催(公益社団法人北海道栄養士会日高支部)

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最終更新日:2018年11月16日

2018年11月

札幌事務所 黒澤和寛

 11月2日(金)、公益社団法人北海道栄養士会日高支部の協力を得て、新冠町のレ・コード館において、同会の会員を対象に砂糖の出前講座を開催した。本講座では、当機構札幌事務所職員による説明や砂糖に関する理解や知見を深めてもらうための体験講座に加えて、当機構の取組の趣旨に賛同して参画いただいた北海道糖業株式会社の担当者からも説明があり、当日は18名の参加があった。
 当事務所の黒澤からは、日本における砂糖の需給や流通構造等について説明した上で、砂糖の価格調整制度とその重要性についての説明を行った。 北海道糖業株式会社営業部札幌営業課の池沢営業課長補佐からは、同社道南製糖所の概要やてん菜から砂糖を製造する工程について、わかりやすく説明をしていただいた。
 当事務所の小峯所長からは、砂糖の歴史、砂糖の原料と種類、砂糖の持つ特性や働きについて、食品を甘くする働きだけではなく砂糖が持つ防腐効果や肉の柔軟効果など様々な効果があることを説明した。
 その後、体験講座として、てん菜糖の製糖工場で一般的に用いられているイオン交換樹脂を活用して、原料糖を水に溶解した褐色の糖液を脱色する体験を行った。 参加者からは、「近隣でてん菜がたくさん作られているのは知っていたが、(国内需給の2/3が輸入であり)輸入に多くを頼っていることを初めて知った」、「知らなかったことばかりでとても参考になった」などといった感想が聞かれた。
 当事務所は、今後も関係者との連携を図りながら、砂糖の価格調整制度や砂糖に関する知識などの周知・浸透に努めてまいりたい。

講座の様子
講座の様子

糖液の脱色体験の様子
糖液の脱色体験の様子

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農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:札幌事務所)
Tel:011-221-0786