畜産物の需給動向

 7 飼料 


▼飼料作物の生産
15年は3,517万トンとやや減少の見込み
図3 飼料作物の生産
資料:農林水産省「作物統計」「耕地及び作付面積統計」


 飼料作物の作付面積は、近年、横ばいないし減少傾向で推移している。15年には都府県で引き続き減少したものの、北海道では前年並みとなったため、全国ではほぼ前年並みの92万9千ヘクタールとなったとみられる。

 15年の飼料作物収穫量(TDNベース)は、6月中旬以降の天候不順などにより単収がやや減少したことから、前年を5.6ポイント下回る3,517万トンとなったとみられる(図3、P.123)。

 
図4 稲発酵粗飼料の作付面積
資料:農林水産省生産局調べ


 稲発酵粗飼料の作付面積は、平成7〜11年度までは50ヘクタールに満たなかったが、12年度以降拡大し、14年度では3,593ヘクタール、15年度見込みでは4,917ヘクタールとなっている(図4)。