<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 4. 鶏肉-消費
畜産物の需給動向

 4. 鶏肉 


▼消 費
18年度の推定出回り量は、前年度をわずかに上回り170万3千トン(1.6%)


図10 鶏肉の推定出回り量
図11 鶏肉消費の構成割合

 鶏肉の推定出回り量は、14〜16年度までは減少傾向で推移した。国産品は、消費者の国産志向の高まりなどから増加傾向で推移しており、18年度は133万6千トン(3.6%)となった。一方、輸入品は輸入量の減少を反映して近年減少傾向で推移しており、17年度は38万6千トンと4年振りに前年を上回ったものの、18年度は36万7千トン(▲5.0%)と再び減少した(図10、P.195)。

 17年の鶏肉消費の構成割合は、家計消費34%、加工仕向8%、その他(業務用、外食等)58%となり、家計消費が1ポイント増加、加工仕向が2ポイント減少、その他が1ポイント増加した(図11、P.162)。



家計消費
加工品仕向肉量

図12 鶏肉の家計消費量(1人当たり)

図13 鶏肉の加工仕向肉量


 他の食肉と比較して価格の安い鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、増加傾向で推移している。

 15年度は16年1月以降の国内外での鳥インフルエンザ発生の影響により前年度をやや下回ったが、16、17年度は防疫体制が強化され国民の疾病への理解が深まったことから消費は回復した(図12、P.161)。18年度の鶏肉消費量は前年比を4.1%上回るなど、ほかの食肉に比べて高い伸び率となった。

 鶏肉の加工品仕向肉量は、タイ、中国、米国での鳥インフルエンザの発生による輸入量の減少により減少傾向にある。18年度の輸入物は4,962トン(▲20.9%)と17年度に引き続き減少した。国内物は、生産量が増加したことなどから35,905トン(5.4%)とわずかに上回った(図13、P.162)。