<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 6. 鶏卵-飼養動向
畜産物の需給動向

 6. 鶏卵 


▼飼養動向
19年2月の採卵鶏成鶏めすの飼養羽数は1億4千万羽(4.3%)とやや増加


図1 採卵鶏の飼養戸数、成鶏めす羽数の推移
図2 採卵鶏の成鶏めす羽数規模別飼養羽数

 19年2月現在の採卵鶏の飼養戸数は3,460戸で前年より140戸(▲3.9%)減少した。これは高齢化などによる廃業が要因とみられている。採卵鶏の飼養羽数は近年減少傾向にあったが、18年度は鶏卵価格が安定して推移したため19年は1億4,276万5千羽と前年より587万1千羽(4.3%)増加した。

 19年の1戸当たりの成鶏めす羽数は、小・中規模飼養者層において飼養停止や飼養規模の縮小などによる羽数減少がみられるものの、41,300羽(8.9%)と増加傾向にある。大規模飼養者階層において規模の拡大が進んでいることがその要因とされる(図1、P.217)。

 成鶏めす羽数規模別構成比をみると、「10万羽以上」を飼養する大規模飼養者層の全体に占める割合は、戸数では10.8%のシェアにすぎない。しかし飼養羽数においては60.2%ものシェアを占め、この割合は年々増加する傾向にある(図2)。



図3 採卵鶏(成鶏めす)の飼養羽数上位5都道府県

 18年2月の都道府県別の飼養羽数を見ると、千葉県の9,788千羽(7.1%)をトップに、茨城県が9,509千羽(6.9%)と第2位、愛知県が8,340千羽(6.1%)と第3位であった。以下鹿児島県の7,798千羽(5.7%)、岡山県の6,517千羽(4.7%)と続いた。上位5県で、総飼養羽数の約3割を占めている(図3)。