<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 7. 飼料-飼料需要量の推移
畜産物の需給動向

 7. 飼料 


▼飼料需要量の推移
18年度の純国内産飼料自給率は、前年度と同水準


図1 飼料需要量の推移(TDNベース)
図2 純国内産飼料自給率の推移(TDNベース)


 飼料の需要量は、家畜の飼養頭羽数の減少などを反映して、減少傾向で推移している。14年度には、乳用牛・肉用牛の出荷が停滞したため、一時的に増加したが、その後わずかな減少ないし横ばいが続いている。平成18年度には、前年度を0.2ポイント上回る2,521万2千TDNトンとなった(図1、P.218)。

 純国内産飼料自給率(国産粗飼料+濃厚飼料(純国内産原料)/総需要量)は、近年、25%前後を横ばいないし減少傾向で推移している。18年度も前年度とほぼ同水準の25%を見込む。内訳をみると、粗飼料自給率は前年度と同水準の77%、濃厚飼料自給率は前年度を1ポイント下回る10%となる見込みである。なお、「食料・農業・農村基本計画」における27年度の純国内産飼料自給率目標は35.0%となっている(図2)。

 
注1: 注1:「TDN」とは、家畜が消化できる養分を数値化した「可消化養分総量」のこと。
算出方式…TDN(%)=(粗たん白質×その消化率)+(粗脂肪×その消化率×2.25)+(粗繊維×その消化率)+(可溶性無窒素物×その消化率)
注2: 濃厚飼料の「純国内産原料」とは、国内産に由来する濃厚飼料(国内産飼料用小麦・大麦等)である。
濃厚飼料「輸入原料」には、輸入食料原料から発生した副産物(輸入大豆から搾油した後発生する大豆油かす等)も含む。