経済概況

  3. 農業経済概況  


19年農業総産出額、畜産のシェアは前年から1.0%増加

図1 農産物価格指数の動向(平成17年=100)
図2 農業生産資材価格指数の動向(平成17年=100)

 20年の農産物価格指数(総合)は97.7と前年(97.6)並みとなった。これは、野菜および畜産物が上昇したものの、果実、花き、米が低下したことによる。畜産物は、101.6で前年に比べ2.1ポイント上昇した。これは、牛肉、豚肉価格が低下したもののブロイラー、生乳価格などが上昇したことなどによる。

 20年の農業生産資材価格指数(総合)は113.6%で前年に比べ8.0ポイント上昇した。これは、畜産用動物が前年に比べ12.0ポイント低下したものの、原油や穀物価格の高騰を反映し、肥料が25.5ポイント、光熱動力費が22.7ポイント、飼料が19.0ポイント上昇したことによる。この生産コストの上昇は、農業経営に多大な影響をおよぼした(図1、2、参考資料P6)。


図3 農業産出額の部門別構成比の推移
図4 農業総産出額の畜産部門内での構成比の推移

 19年の農業総産出額は、8兆1,927億円で前年に比べ1.7%減少した。これは、畜産の産出額は肉用牛、豚、鶏の産出額は増加したものの、米、野菜、果実の産出額が価格の低下により減少したことによる。畜産の産出額は、1.0%増の2兆4,773億円となり、農業産出額に占める割合も前年から1.0ポイント増の30.2%となった(図3、参考資料P8)。

 畜産の産出額を部門別にみると、乳用牛は生産量に減少により2.5%減少したが、肉用牛及び鶏が価格は低下したものの生産量が増加し、各々0.6%、2.9%増加し、豚肉は価格が上昇したことにより5.1%増加した(図4、参考資料P8)。