ALIC/駐在員トピックス

海外トピックス(畜産)

平成18年(2006年)7月分


◎ タイで高病原性AIが再発
 【シンガポール駐在員事務所 平成18年7月25日発】
◎ タイで高病原性AI再発の可能性
 【シンガポール駐在員事務所 平成18年7月21日発】
◎ USDA、BSEサーベイランスの見直しを公表
 【ワシントン駐在員事務所  平成18年7月20日発】
◎ CFIA、7例目のBSE感染牛を確認
 【ワシントン駐在員事務所  平成18年7月13日発】
◎ CFIA、6例目のBSE感染牛を確認
 【ワシントン駐在員事務所  平成18年7月10日発】
◎ ブラジルのリオグランデドスル州においてニューカッスル病が発生
 【ブエノスアイレス駐在員事務所  平成18年7月7日発】


◎ タイで高病原性AIが再発 【シンガポール駐在員事務所 平成18年7月25日発】 タイ農業・協同組合省は7月24日、北部ピチット県において高病原性鳥インフルエンザ(AI)が再発 したと発表した。これは同県のバンムンナク地域で約30羽の闘鶏と鶏が2週間前に死亡し、そのサン プルからH5N1型のウイルスが検出されたとしている。この件に関して、これまで300羽の家きんが 処分され、現場から半径1キロメートル以内の検疫措置と同10キロメートル以内の監視地域の設定がな された。今回の発表が故意に遅らされたとの批判に対して、政府は、ウイルスの検出は24日の午前であ り、その後速やかに公表したとしている。なお、政府は7月14日に大量の家きんの死亡が報告されたと して北部、東北部そして中央平原の7県をAIの監視強化地区としており、同県はその中に含まれていた。 また、今回のAIの発生確認は、昨年11月9日以来、約8カ月ぶりとなっている。                                            上へ

 ◎ タイで高病原性AI再発の可能性 【シンガポール駐在員事務所 平成18年7月21日発】 7月19日、タイのバンコクの北西に位置するスパンブリ県において、知事が高病原性鳥インフルエン ザ(AI)発生の可能性を公表した。これは先週同県のソンピノン地区などで200羽ほどの鶏がAI の症状を呈して死亡したことによる。サンプルは検査機関に送付し、結果はまだ出ていないものの、 AIであった場合の拡散の防止と、殺処分への補償のため公表したとしている。なお、政府はAIの 再発を認めていないが、7月14日に大量の家きんの死亡が報告されたとして北部、東北部そして中央 平原の7県をAIの監視強化地区とした。北部の4県については、先に起きた洪水後のAI発生を警 戒するためとしているが、他の3県についての説明はなされていない。今後、AIの発生が確認されれ ば、昨年11月9日以来の発生確認となる。 上へ

◎ USDA、BSEサーベイランスの見直しを公表 【ワシントン駐在員事務所 平成18年7月20日発】 ジョハンズ米農務長官は7月20日、これまでのBSEサーベイランスの分析結果により、 米国におけるBSEの浸潤は極めて低いことが判明したため、2004年6月から開始したBSE 強化サーベイランスプログラムを新たなプログラムへ移行することを公表した。 米国農務省(USDA)が4月27日に公表した報告書では、米国におけるBSE感染牛は、 100万頭に対し1頭未満であり、米国の成牛飼養頭数4,200万頭のうち4〜7頭と結論付けていた。 新たなサーベイランスプログラムでは、調査対象がこれまでの10分の1の年間約4万頭に 見直されているが、それでも国際獣疫事務局(OIE)が推奨する水準の10倍に当たると している。 同長官は今回の公表に当たり、「サーベイランスは、食品の安全性確保の手段ではなく、 公衆および家畜衛生は、特定危険部位の除去などにより厳しく保護されている」と述べた。  上へ

 ◎ CFIA、7例目のBSE感染牛を確認 【ワシントン駐在員事務所 平成18年7月13日発】 カナダ食品検査庁(CFIA)は7月13日、同月10日にスクリーニング検査において擬陽性の 結果を得たと公表していたアルバータ州で飼養されていた50カ月齢の乳牛について、確定診断の 結果、BSE陽性であることを確認したと公表した。 同国では、7例目のBSE感染牛となる。 CFIAは、当該牛の出生農場を確認しており、現在、当該牛が生まれた前後1年以内に同農場 で生まれた他の牛を追跡中であるとしている。 なお、当該牛のすべてのと体は既に焼却処分され、食品および動物用飼料として一切流通していない。 上へ

◎ CFIA、6例目のBSE感染牛を確認 【ワシントン駐在員事務所 平成18年7月10日発】  カナダ食品検査庁(CFIA)は7月4日、スクリーニング検査において疑陽性とされた マニトバ州で飼養されていた交雑種の肉用雌牛について、確定診断の結果、BSE陽性である ことを確認したと公表した。  CFIAによると、当該牛は、92年に導入されており、同国が飼料規制を実施した97年以前 に生まれた、少なくとも15歳以上のものであるとしている。  また、CFIAは、当該牛が2004年に生産した子牛を確認したとしている。 CFIAは現在、生産農場など当該牛に関する広範囲にわたる調査を継続中である。 上へ

◎ ブラジルのリオグランデドスル州においてニューカッスル病が発生 【ブエノスアイレス駐在員事務所 平成18年7月7日発】  ブラジル農務省(MAPA)は7月6日、リオグランデドスル州バーレレアル郡の1農場 においてニューカッスル病が発生したことを発表した。発生農家のすべての家きん(44羽) は殺処分された。 MAPA、ブラジル鶏肉輸出業者協会(ABEF)およびリオグランデドスル養鶏協会 (ASGAV)は共同で、「国内衛生対策措置はすべて実施され、その中には殺処分、消毒、 サーベイランス、疫病学上の検査、リスク地域への家畜や畜産物の輸送禁止などが含まれる」 ことを発表している。 上へ

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