F161
最終更新日:2013年10月31日
F161(導入品種)
F161は、1978年(昭和53年)に先島地域および南北大東島を普及対象に沖縄県の奨励品種に採用されました。早期高糖で3作型ともに収量の多い品種です。

左:剥葉前の茎 右:剥葉し、日光にさらされた茎

左:剥葉前の芽子 右:剥葉し、日光にさらされた芽子

立毛状態
来歴組合せ ♀F146× ♂F149
1959年(昭和34年)に台湾糖業研究所において台湾育成品種F146を母本に、F149を父本に用いて人工交配し、育成された品種です。
重要特性
- NCo310と比較して根数、根量が少ない。
- 肥沃地向けの品種であり、多肥やかん水による増収効果が高い。
栽培上の注意
- かん水による増収効果が高い品種です。かん水に努めましょう。
- 根量が少ない品種です。深耕と有機物施用により根量を確保することが増収につながります。
F161の形態的特性
草型は立葉で葉幅はNCo310より広く葉色は濃い。茎はNCo310よりも太い。
他の品種と見分けるときのポイント
- 他品種と比べてやや葉が広く、立葉です。
- 他品種と比べて梢頭部が大きい。
- 芽子はやや大きい。
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