宮古1号
最終更新日:2013年10月31日
初期伸長が良く早期高糖 宮古1号
宮古1号は、2005年(平成17年)に沖縄県の奨励品種に採用されました。
早期高糖性と安定多収を特徴とする品種です。

左:剥葉前の茎 右:剥葉し、日光にさらされた茎

左:剥葉前の芽子 右:剥葉し、日光にさらされた芽子

立毛状態
来歴組合せ
1990年に実生選抜し、以降毎年選抜系統の栄養繁殖を重ね、1995〜2003年度間に宮古地域での現地適応性検定、黒穂病検定試験を経て選抜、育成された品種です。交配親は不明です。
重要特性
- NiF8と同程度の早期高糖性で初期伸長が非常に良い。
- 収量および可製糖量はNiFSと比較して同等、もしくは多い。
- 黒穂病に抵抗性を持つ。
- モザイク病に非常に弱く、脱葉性は難。
栽培上の注意
- 脱葉性は難で、側枝がやや多いことから、手刈り収穫での作業性はよくありません。
- モザイク病に弱いため、モザイク病の多い地域では作付けはできません。
宮古1号の形態的特性
他の品種と見分けるときのポイント
- 他品種と比べて立茎で、初期伸長が非常によい。
- 茎の蝋物質が多く、日光にさらされた茎は濃紅となります。
- 脱葉性が難です。
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