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米国農務省、2011年のトウモロコシ作付面積予測を上方修正、3月1日時点のトウモロコシ在庫は昨年を大幅に下回る

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最終更新日:2011年4月1日

 米国農務省が3月31日に公表した2011年の穀物作付意向調査によると、同年におけるトウモロコシ作付面積は、2月の農業観測会議で公表された予測値を0.34百万エーカー上回る92.18百万エーカーに上方修正された。これが実現されれば、前年を約4百万エーカー上回り、1944年以降においては過去2番目の高水準となる。
 トウモロコシ作付面積予測値の上方修正は好調な相場を反映したものであり、アイオワ州、カンザス州、ネブラスカ州、ノースダコタ州、オハイオ州およびサウスダコタ州において計2.65百万エーカーが増加するとみられている。

2011年3月1日時点のトウモロコシ在庫は前年より15%減

 また、米国農務省が同日公表した穀物在庫統計によると、2011年3月1日時点のトウモロコシ在庫は、2010年12月〜2011年2月の消費量が前年同期と比べ3.2億ブッシェル増加したことにより、昨年を15%下回る65.2億ブッシェルとなった。
 この数値は市場関係者の予想を大幅に下回ったため、作付面積は相場の下げ要素であったにもかかわらず、3月31日のシカゴのトウモロコシの先物価格は反発しストップ高で終了した。
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