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インド:7月の消費者物価指数を公表

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最終更新日:2011年8月25日

 中央統計機構(CSO)は8月18日、7月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を公表した。
 CPI総合(概算)では、全国110.4、都市108.9、農村111.6となり、いずれも3カ月連続で今年最大を更新した。
 全国の食品類を品目別にみると、野菜が前月比8.6%上昇の108.4となり、食品類の中で最大の上昇率を示した。特にたまねぎなどの価格が6月から高騰していることが主因である。たまねぎについては、昨年、収穫期の長雨による減産から国内供給不足に陥り、12月には価格が3倍に高騰した。政府は、12月22日から輸出禁止措置を一時的に講じて供給量の回復を図ったものの、2011年になると、国内供給過剰から価格は高騰前の水準を下回ることとなり、生産者や輸出業者の反発が強まった。このため、政府は2月18日付けで禁輸を解除したのに続き、5月まで国際競争力を高めるために最低輸出価格を段階的に引き下げてきた。しかし、6月に入ってから国内供給量が不足気味となり価格高騰の兆しが見られたため、再度最低輸出価格は段階的に引き上げられているところである。
 牛乳乳製品および卵、魚、肉といった畜産物はいずれも同1%台の上昇率となり、それぞれ114.6、113.5となった。インドでは、食肉価格の高騰を背景に、食肉から魚への代替需要が増加しつつあり、従来の大都市に加え、内陸部や中小都市においても魚が消費されるようになってきた。これに伴い魚の国内取引価格が上昇し、卵、魚、肉のCPIを押し上げる結果となった。また、果物は、食品類の中で唯一3カ月連続下落しているが、128.1と依然として高い水準にある。
 こうした中、政府は20日、第12次5カ年計画(2012〜17年)における農業成長率の目標について、今年4月の公表値を据え置き、4%とすると発表した。過去の5カ年計画における農業成長率は実績で平均2%と低迷しており、現行の第11次5カ年計画(2007〜2011年)においても、目標4%のところ3.3%の成長にとどまるとされる。しかしながら、政府は、食料品のインフレを抑制するためには、食料生産能力の向上が必要不可欠として、今期同様の目標を設定したものとみられる。
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【木下 瞬 平成23年8月25日発】
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Tel:03-3583-8545



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