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2011/12年度の冬穀物および夏穀物の生産は、2年連続で豊作の見通し(豪州)

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2011/12年度の穀物生産量は過去5年平均を3割超

 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は先ごろ、2011/12年度(7月〜翌6月)における穀物の生産見通しを発表した。これによると、冬穀物は作付面積2262万ヘクタール(前年度比2.5%増)、生産量4102万トン(同2.5%減)、夏穀物は作付面積148万ヘクタール(同0.9%減)、生産量484万トン(同2.2%増)と予測される。冬穀物は記録的増産となった前年度と比較するとわずかな減少が予測されるものの、冬穀物、夏穀物ともに過去5年平均を3割以上上回り、2年連続で豊作となる見通しである。

冬穀物は、WA州が干ばつから回復して大幅増

 冬穀物については、西オーストラリア(WA)州、南オーストラリア(SA)州およびビクトリア(VIC)州で冬の間の降雨に恵まれたことから良好な生育状態が報告されており、豪州全体の単収は6月時点の予測(1ヘクタール当たり1.78トン)からわずかながらも引き上げられて、同1.81トン(前年度比4.9%減)となった。その結果、生産量も前回予測(4080万トン)から上方修正された。
 特にWA州では、6月時点の予測(1269万トン、前年度比71.4%増)において、干ばつで減産となった昨シーズン(741万トン)からの大幅な増産が予測されていたが、冬の間中、適度な降雨に恵まれたことから、今回1319万トン(同78.1%増)とさらに上方修正された。過去5年平均(1162万トン)と比較しても、高水準である。
 品目別にみると、小麦および大麦は、豊作となった前年度と比較すると減少が見込まれ、それぞれ2620万トン(前年度比0.5%減)、831万トン(同10.9%減)と予測される。一方、カノーラは、WA州での良好な天候状態からの大幅増を反映し、同7.4%増の229万トンと予測される。
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夏穀物はソルガムが減産も、コメおよび綿実が増加

 2011/12年度の夏穀物の生産見通しは今回が初めての予測となり、作付面積は前年度からわずかに減少して148万ヘクタール(前年同期比0.9%減)と予測されるが、生産量は綿実が増加することから484万トン(同2.2%増)と予測される。
 品目別にみると、ソルガムは、主産地であるNSW州北部およびQLD州南部で冬の間の降雨量が少ないことに加え、競合する綿花の価格が高いことから、作付けの減少が見込まれ、生産量は187万トン(前年度比12.6%減)と予測される。
 コメは作付面積増を反映して91万トン(同12.6%増)と予測される。綿実については、作付面積は前年度からわずかな増加にとどまるとみられるものの、かんがい用水を使用する地域での作付けが増え、単収が大きく増加すると見込まれることから、生産量は大幅増の162万トン(同27.4%増)と予測される。
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【伊藤 久美 平成23年9月29日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4391



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