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カナダの畜産を巡る最近の情勢 〜カナダの穀物生産の状況〜

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 カナダは、大麦や小麦など飼料穀物について、世界でも有数の生産・輸出国である。大麦や小麦はカナダ西部のプレーリー地帯(アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州)を中心に生産されており、トウモロコシや大豆はオンタリオ州を中心に生産されている。
 なお、家畜飼料を地域別に見ると、プレーリー地帯では大麦や小麦の配合割合が高くなるのに対し、ケベック州やオンタリオ州ではトウモロコシの配合割合が高くなっている。また、カナダ西部では、世界最大の輸出量を誇る、なたね搾油かすも飼料原料として利用されている。

カナダの穀物生産の状況(2012-13年度産)

 カナダの穀物について2012-13年度産の生産状況を見ると、2011年はカナダ西部で起こった洪水により作付けにも影響が出たが、今季は天候にも恵まれ、主要穀物のすべてで前年を上回る作付面積となった。なお、今後の生産状況および価格動向について影響を与える要因としては、米国および世界の穀物生産状況の他、カナダ国内の降雨状況やカナダ・米国の為替レートが挙げられる。

 2012-13年度産(8月/7月)について品目別に見ると、大麦については、作付面積が前年から13.8%の増加となった。収穫面積は同12.1%増の265万ヘクタールと見込まれることに伴い、生産量も同10.2%増の855万トンと予想される。家畜飼養頭数の大幅な変動が見込まれないことから、国内飼料等向けは前年を0.6%上回る621万トンと見込まれ、国内消費全体としては前年0.8%増の659万トンと予想される。隣国の米国では収穫量のうち大部分を麦芽にするのに対し、カナダでは大部分を飼料として利用している点が特徴である。
 小麦(デュラム小麦を除く)については、前年の多雨により作付けが阻害されたサスカチュワン州とマニトバ州の作付面積が増加したことから、全体としては前年比9.3%増となった。また、収穫面積は同8.7%増の756万ヘクタールと見込まれるものの、単収低下が見込まれることから、生産量は同2.9%増の2170万トンと予想される。輸出は、食用向け需要の増加を見越し、同2.1%増の1440万トンと見込む一方、国内消費については、食品工業等向けは増加するものの、価格上昇などにより飼料等向けは減少し、全体では同5.0%減の744万トンと予想される。
 トウモロコシについては、作付面積が前年から20.9%増加し、収穫面積は20.6%増加の145万ヘクタールと見込まれる。オンタリオ州とマニトバ州で生産の大幅な増が見込まれることから、生産量は前年から21.2%増加の1295万トンと予想される。なお。全体の国内消費は、工業向けの需要が高まることが見込まれ、飼料用需要も穏やかではあるものの拡大していることから、全体では2.3%増の1145万トンと予想される。
需給見通し
【前田 絵梨 平成24年9月4日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4398



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