[本文へジャンプ]

文字サイズ
  • 標準
  • 大きく
お問い合わせ
alic 独立行政法人農畜産業振興機構
畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2012年 > 2012/13年度のトウモロコシ生産量は7300万トンで前年度とほぼ同じ、大豆は8100万トンと大幅増の見込み(ブラジル)

2012/13年度のトウモロコシ生産量は7300万トンで前年度とほぼ同じ、大豆は8100万トンと大幅増の見込み(ブラジル)

印刷ページ
 ブラジル食糧供給公社(CONAB)は10月9日、2012/13年度(10月〜翌年9月)の第1回主要穀物状況調査報告を発表した。CONABによると、トウモロコシ生産量は7256万トンで過去最高を記録した前年度とほぼ同じ、大豆は8144万トンと前年度を大きく上回る22.7%増と予測された。
表1

トウモロコシ:第1期作トウモロコシの作付が進行

 ブラジルでは年2回の生産が行われるが、第1期作トウモロコシ(夏作)の作付は、主要生産地である南部のリオグランデドスル州およびサンタカタリーナ州で5割終了、パラナ州では3割終了している。一方、中西部では、は種に適した土壌水分が不足しており、降雨を待っている状況である。
 トウモロコシ価格は堅調に推移しているものの、大豆の方が収益性が高いため、生産者は第1期作トウモロコシよりも大豆の作付けを選択する傾向にあり、これは年明けより行われる第2期作(冬作)の生産できる地域で特に顕著である。
 第1期作トウモロコシの作付面積は前年度比5.4%減の715万ヘクタールとなるものの、生産量は同3.9%増の3520万トンと予測された。前年度に干ばつによって落ち込んだ単収が回復し、同9.9%増の1ヘクタール当たり4.9トンと見込まれた。第2期作は前年度とほぼ同じ生産量と予測されたため、2回の生産を合わせた生産量は7256万トンと前年度と同水準と見込まれた。
 輸出量について、2012年は米国の減産による代替需要によって過去最高の1750万トンとされたものの、2013年は米国産トウモロコシの輸出が回復するとみられるため、1500万トンに減少すると予測された。
 国内消費量は、トウモロコシをはじめとする飼料価格の高騰によって、国内消費の7割を占める養鶏・養豚生産が飼養頭羽数を減らし、これの回復には時間を要するため、2012/13年度は前年度比1.4%減の5050万トンと予測された。
図1
表2

大豆:高い収益性によって、他作物からの転作が進む

 世界の生産量の8割を生産するブラジルや米国、アルゼンチンでの減産によるひっ迫感により大豆の国際価格が高騰したことを受け、大豆の収益性は他作物を上回っている。この状況を受け、ブラジルでは第1期作トウモロコシなどから大豆への転作が進んでいる。このため作付面積は前年度比7.3%増の2687万ヘクタールとされ、単収は同14.3%増の1ヘクタール当たり3.0トンと前年度の干ばつの影響から回復することで、生産量は同22.7%増の8144万トンと予測された。これが実現した場合、過去最高の生産量の記録を更新することとなる。
 輸出について、ブラジルでは大豆の4割は輸出に仕向けられる。2012/13年度は、同16.0%増の3625万トンと予測されている。ただし、輸出量は最大の輸出相手先の中国次第である。
図2
表3
【岡 千晴 平成24年10月10日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-8609



このページのトップへ

Copyright 2016 Agriculture & Livestock Industries Corporation All rights Reserved.