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第1期作トウモロコシおよび大豆の生育は順調(ブラジル)

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 ブラジル食糧供給公社(CONAB)は1月9日、2012/13年度(10月〜翌9月)の第4回目の主要穀物作付状況調査報告を発表した。CONABによると、トウモロコシ生産量は前月の予測を修正し、前年度比1.1%減の7219万2500トン、大豆は同24.5%増の8267万8900トンと予測された。

 参考 1期作トウモロコシの作付はほぼ終了、大豆は9割終了(ブラジル)
表1

トウモロコシ:大豆への転作が進み第1期作トウモロコシの作付面積が減少

 第1期作トウモロコシ(夏作)の作付面積は、サンパウロ州、バイア州、連邦直轄区を除き、全国的に大豆への転作が進んだため、前年度比5.7%減の712万4000ヘクタールとされた。南部では受粉が終了しており、特に問題が発生していないことから、生産量は2.5%増の3473万600トンが予測されている。
 2012/13年度の総生産量は、今後、作付が開始する第2期作によって変わる可能性があるものの、前年度とほぼ同じ7219万2500トンが予測されている。
表2

大豆:作付が終了

 2012/13年度の作付は終了し、は種面積は前年度比9.2%増の2734万8000ヘクタールと予測されている。12月末時点で、作付面積のうち、1.4%が発芽期、47.4%が生育期、36.3%が開花期、14.6%が登熟期、0.3%が収穫期となっている。
 今年度の収穫は、1月に本格化するとみられる。作付面積が増加したことに加え、天候に恵まれたため、単収が干ばつの影響を受けた前年度に比べ改善し、高単収が見込めることから、生産量は同24.5%増の8267万8900トンと予測されている。
表3
【岡 千晴 平成25年1月11日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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