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2012/13年度ソルガム生産量、前年度から2割以上減少の見通し(豪州)

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夏作物生産は12月時点から下方修正

 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は2月13日、2012/13年度(7月〜翌6月)の夏作物および冬作物生産見通しを発表した。これによると、夏作物の生産量は478万5000トン(前年度比12.8%減)となり、前回12月の予測時(547万3000トン)から大きく下方修正された。豪州東部で2012年10月頃から継続している高温乾燥気候による深刻な降雨不足や2013年1月前半の熱波が、発芽や生育に影響を与えたとみている。

高温乾燥気候によりソルガムの作付面積は1割超の減少見込み

 品目別にみると、ソルガムは、作付面積が57万7000ヘクタール(同12.2%減)、生産量が170万7000トン(同23.2%減)と大幅減が見込まれている。作付前となる2012年9月時点では、穀物価格高に伴う綿実からの転換なども手伝い、作付面積の増加が期待されていた。しかし、10月から12月にかけての高温乾燥気候によって作付けが進まず、この結果、現時点で作付面積は前年から1割以上の減少見込みとなった。ただ、1月後半にはクイーンズランド(QLD)州やニューサウスウェールズ(NSW)州沿岸部を襲ったサイクロンが、ソルガムの主産地にも大量の降雨をもたらした。この降雨は、すでに作付けされた作物の単収増にはつながらないとみているものの、QLD州中央部における遅蒔きのソルガムの面積増加につながる可能性を期待している。なお、この降雨により発生した洪水が夏作物に与える影響は限定的である。
 綿実は、作付面積が44万2000ヘクタール(同26.3%減)、生産量が133万6000トン(同21.1%減)と大幅減が見込まれるものの、単収は9月予測時から上方修正された。この要因として、綿実の栽培の95%を占めるかんがい栽培が、通常、高温乾燥気候に適していることを挙げている。
2012/13年度の主要夏作物生産見通し
2012/13年度の主要夏作物生産見通し

冬作物は生産終了、小麦生産量は2割超の減少見込み

 冬作物は収穫作業が完了した。高温乾燥気候の影響を受けて、いずれの作物も単収は前年度から大きく減少し、冬作物全体の生産量は3578万トン(前年度比21.6%減)と予測される。品目別では、小麦が2207万トン(同21.6%減)、大麦が706万2000トン(同15.4%減)、カノーラが308万9000トン(同1.1%減)となった。
 なお、豪州南東部の広範囲で1月前半に発生した森林火災の影響については、大半の地域で収穫作業が完了し、QLD州およびNSW州沿岸部で1月後半に発生した洪水については、すでに同地域で収穫が完了していたことから、影響はほとんどなかったとしている。
2012/13年度の主要冬作物生産見通し
2012/13年度の主要冬作物生産見通し
【伊藤 久美 平成25年2月19日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4391



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