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NZ 干ばつの発表を受け、乳製品国際価格急伸

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北島で干ばつ事態宣言

 NZ第一次産業担当大臣は2月27日、少雨による極度の乾燥状態であるとして、北島のノースランド地域を中規模の自然災害地域に指定した。3月6日には、ワイカト地域(生乳生産の約3割を占める)やホークス・ベイ地域、ベイオブプレンティ地域も指定された。北島では、1月の降雨量が平年の約2割減となっており、土壌水分の減少などで牧草の生育状況の悪化が懸念されている。デーリィNZは、2月の生乳生産量について、ノースランド地域は前年同月比約20%減、ワイカト地域は同約15%減と、北島の減産見通しを示した。
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 NZ全体の生乳生産量を見ると、シーズン(6〜翌5月)当初は天候に恵まれており、6〜12月までは前年同期を6.7%上回る1241万7000トンとなっていた。季節搾乳のため、1月までに生乳生産の約7割を終えることや、最近の増産をけん引してきた南島ではおおむね順調な生産となっていることなどから、依然2012/13年度は前年度を上回ると見込まれるが、当初の5〜6%の増加から1〜2%程度の増加に下方修正が必要、とみる向きが強い。
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全粉乳価格が急伸、バター、脱脂粉乳も堅調

 こうした状況の中で行われた3月5日のグローバルデーリィートレード(フォンテラ社主催の乳製品電子オークション)では、全粉乳が前回(2月19日)比17.6%高(前年比26.1%高)のトン当たり4,298USドルと急伸した。脱脂粉乳も前回比4.7%高(前年比17.7%高)の3,759USドルと続伸し、依然として堅調な動きを見せた。前回のオークションから上場されているバターも同9.5%高の4,081US ドルと値を上げた。このような国際価格の急伸は、中国、中東、東南アジアなどをはじめとした国際的な需要が堅調であることの証左ともいえよう。今後のオセアニア地域の生乳生産動向次第では需給がさらに引き締まると考えられるため、引き続き気象動向などの注視が必要である。
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【前田 昌宏 平成25年3月7日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9806



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