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2014年(1〜6月)の農業生産額は、前年同期比11.3%増加(フィリピン)

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 フィリピン農務省農業統計局(BAS)は8月15日、2014年(1〜6月)の農業生産状況を公表した。これによると、農業部門全体の生産額(現行価格)は、前年同期比11.3%増の7766億ペソ(約1兆9415億円:1ペソ=2.5円)となった。

耕種部門の生産額は、前年同期比18.3%の増加

 農業生産額の5割以上を占める耕種部門の生産額は、4439億ペソ(約1兆1098億円、前年同期比18.3%増)となった。主な品目の内訳は、米(もみ米)が1684億ペソ(約4210億円、同30.5%増)、トウモロコシが451億ペソ(約1128億円、同9.2%増)、サトウキビが229億ペソ(約573億円、同1.0%増)、キャッサバが76億ペソ(約190億円、同9.9%増)となった。特に米は、前年の台風被害から回復し、生産量の増加により生産額は前年同期比で大幅に増加した。
 生産量を見ると、トウモロコシは、多収種子の導入などによって348万トン(同4.7%増)となった。サトウキビは、主産地であるネグロス島における単収の増加、カピス州、セブ州などにおける収穫面積の拡大により1547万トン(同5.1%増)となった。キャッサバの生産量は126万トン(同10.0%増)となった。これは、ブキドノン州などで契約栽培が増えていること、南ラナオ州などで収穫面積が拡大していることが理由である。

家畜部門の生産額、全品目で前年同期を上回る

 家畜部門(牛肉、水牛肉、豚肉、ヤギ肉、生乳)の生産額は、1189億ペソ(約2973億円、前年同期比6.3%増)となった。内訳を見ると、牛肉が114億ペソ(約285億円、同4.8%増)、水牛肉が52億ペソ(約130億円、同5.0%増)、豚肉が980億ペソ(約2450億円、同6.6%増)、ヤギ肉が41億ペソ(約103億円、同5.3%増)、生乳が3億ペソ(約8億円、同5.6%増)と、全ての品目で前年同期を上回った。
 生産量を見ると、牛肉は、13万トン(同0.5%増)、水牛肉は、7万トン(同0.9%増)とわずかに増加した。牛肉は、マニラなどの都市部の都市のホテルやレストランなどの需要が堅調であること、水牛肉は、2013年の台風30号の農作物の被害により、ビサヤ諸島において資金調達に水牛の出荷を増やしたことが理由である。豚肉は、高値に支えられ北ミンダナオ地方などで飼養頭数が増加し、97万トン(同1.0%増)となった。一方、ヤギ肉については、飼養頭数の減少により4万トン(同0.3%減)となった。生乳は、9910トン(同3.2%増)と増加しており、BASは、国家酪農庁(NDA)による酪農振興政策の継続的な支援により一頭当たり乳量が増加したためとしている。

家禽部門の生産額は、鶏肉の需要増により増加

 家禽部門(鶏肉、アヒル肉、鶏卵、アヒル卵)の生産額は、917億ペソ(約2293億円、前年同期比5.9%増)と、畜産部門と同様に増加した。内訳を見ると、鶏肉が692億ペソ(約1730億円、同8.1%増)、アヒル肉が13億ペソ(約33億円、同10.3%増)、鶏卵が194億ペソ(約485億円、同1.1%減)、アヒル卵が18億ペソ(約45億円、同1.7%増)となった。
 生産量を見ると、鶏肉は、ルソン島やミンダナオ島のレストラン、ホテルからの堅調な需要により、78万トン(同2.2%増)となった。鶏卵とアヒル卵は、猛暑の影響で減少し、それぞれ21万トン(同4.2%減)、2万トン(同2.3%減)となった。
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【中島 祥雄 平成26年8月26日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4397



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