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MLA、2016年の牛肉生産・輸出見込みを前回に続き下方修正(豪州)

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 豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は10月12日、四半期に一度の牛肉需給見通しを発表した。

2016年の生産・輸出見通し、牛群再構築の進展を反映して下方修正

 MLAは、2016年については、1頭当たり枝肉重量を除き、牛と畜頭数、牛肉生産量、牛肉輸出量などすべての項目の予測値を前回(2016年7月時点)に続き下方修正した。
 牛と畜頭数は、牛飼養頭数が減少していることに加え、平年を上回る降雨により牧草環境が良好となり、多くの生産者が牛群再構築に向けて雌牛を保留していることから、前回から30万頭少ない 710万頭(前年比21.0%減)と見込んでいる。牛肉生産量は、と畜牛に占める穀物肥育牛の割合増加に伴い、1頭当たり枝肉重量が増加することにより、と畜頭数の減少がわずかに相殺されるものの、前回から9万3000トン少ない203万8000トン(同19.0%減)と見込んでいる。牛肉輸出量は、牛肉生産量の減少を受け、144万1000トン(同24.0%減)と見込んでいる。
 一方、2017年以降については、牛群再構築の進展に伴い、牛飼養頭数は、2017年に3年ぶりに前年を上回る2654万頭(同1.5%増)となると見込んでおり、2018年以降は、牛飼養頭数、牛と畜頭数、牛肉生産量、輸出量などすべての項目で年々増加する見込みとしている。
 

西オーストラリア州の牛飼養頭数は、唯一増加

 牛飼養頭数は、2013年から2015年前半にかけて、干ばつにより放牧環境が悪化したことから、雌牛を中心に高水準でと畜が行われたことにより2013年をピークに減少しているが、地域により状況は異なっている。  
 MLAの推計によると、地域別に2016年6月時点の牛飼養頭数を、2000年以降のピーク時(2013年6月時点)と比較すると、クイーンズランド州1050万頭(2013年比18%減)、ニューサウスェールズ州540万頭(同9%減)、ビクトリア州400万頭(同5%減)と、主要な畜産地域において牛飼養頭数が減少している。
一方、西オーストラリア州は、230万頭(同15%増)とかなり大きく増加している。この背景には、牧草の生育期の同州の気象状況が他の地域に比べて良かったことに加え、同州からトルコやイスラエルなど中東向け生体牛輸出が好調に推移していることがあり、これらが飼養頭数の増頭を後押ししたとしている。
【大塚 健太郎 平成28年10月19日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4934



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