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米国の大手食品企業、トルコ、ブルガリアにおけるでん粉製品製造能力を拡大へ

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最終更新日:2016年12月26日

 米国に本拠を置き、世界各国に展開する大手食品企業であるADM(Archer-Daniels-Midland)社(注)は12月、トルコ、ブルガリアで糖化製品を含むコーンスターチ製品製造工場の製造能力を拡大する計画を発表した。
 
 これによると、同社は2015年11月、トルコのアダナ(Adana)およびブルガリアのラズグラッド(Razgrad)にあるコーンスターチ製造工場を買収し、ハンガリーのサバデジャハザ(Szabadegyháza)にあるコーンスターチ製造工場についても株式の50%を購入した。今回、このうち、トルコとブルガリアの工場の製造能力を拡大する計画を発表しているが、その規模や品目別の内訳については、明らかにしていない。
 一方、製造能力拡大の目的については、欧州と中東におけるでん粉製品市場は大きな拡大の可能性があるためとしている。同社としては、欧州と中東のちょうど中間に位置するトルコやブルガリアの地理的優位性を前提として、EUの砂糖(異性化糖を含む)生産割当の廃止やトルコ・中東における食品製造企業や製紙企業からの需要の拡大を見据え、さまざまなでん粉製品や糖化製品を確実に供給したいとしている。
 なお、同社は2016年6月、モロッコにおけるコーンスターチ製造工場の買収も完了しており、世界各国で生産拡大を図っている。
 
 今後、同社としては、各国でのトウモロコシ関連製品の生産拡大と製品多様化により、株主に対してさらなる価値を創出したいとしており、最近の買収などもその一環と位置づけている。また、製造能力の拡大にとどまらず、製造効率の改善、市場競争力の強化も合わせて重視するとしている。
 同社は、一連の計画の完了時期について、2018年の上半期を予定している。
 
(注)ADM(Archer-Daniels-Midland)社は、100年以上の歴史を有する農業関連製品・食品原料等製造企業。現在、160カ国以上で3万2300名の従業員を雇用。428の原料供給地、280の原料加工工場を所有。
 


【根本 悠 平成28年12月26日発】
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9806



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