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豪州の穀物生産見通し発表(豪州)

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 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は2月14日、2016/17年度(7月〜翌6月)の夏作物と冬作物の生産見通しを発表した(注)

(注)豪州の夏作物は、10月〜翌年1月に播種、3月〜4月に収穫を行う。また、冬作物は、3月〜6月に播種、10月〜翌年2月に収穫を行う。本発表の段階では、2016/17年度の夏作物は播種を終えたところで、冬作物については、収穫がほぼ完了したところである。

【夏作物】綿実・米は大幅増、ソルガムは大幅減

 2016/17年度の夏作物については、作付面積は135万3000ヘクタール(前年度比15.0%増)、生産量は421万8000トン(同11.6%増)と、全体的には前年度からかなり大きく増加したが、品目によって明暗が分かれた(表1)。
 これまで生産量の過半を占めていたソルガムについては、作付面積は44万1000ヘクタール(同35.2%減)、生産量は120万8000トン(同40.7%減)と、ともに大幅減が見込まれている。これは、利益率の高い他作物への転作や、2016年末以降、主産地のクイーンズランド州での少雨による単収減が影響しているとみられる。
 一方、これまで品目別作付面積で第2位であった綿実については、作付面積が55万7000ヘクタール(同106.3%増)とほぼ倍増し、生産量についても145万5000トン(同63.5%増)と大幅に増加し、ソルガムを上回ると見込まれている。これは、主産地のニューサウスウウェールズ州において、年度当初の降雨によりかんがい用水の綿実生産への利用が増加し、単収が増加したためとみられる。なお、単収について豪州全体で見ると、かんがい用水を利用していない、降雨の少ない乾燥地域で、綿実栽培への転作が多かったことから、前年度を下回るとみられる。
 このほか、かんがい用水の利用が多い米の生産についても同様に、作付面積は8万6000ヘクタール(同273.9%増)、生産量は87万トン(同248.0%増)と3倍以上の増加が見込まれている。
表1 夏作物の生産見通し

【冬作物】軒並み増産、記録的な生産量に

 2016/17年度の冬作物については、作付面積は2236万1000ヘクタール(前年度比1.1%増)とわずかな増にとどまったが、生産量は、2016年12月時点の見通しから1割以上の上方修正となる5887万4000トン(同48.6%増)と、大幅な増加が見込まれている(表2)。
 いずれの州も前年度を上回る生産となり、特にビクトリア州(1018万トン、同14.5%増)やニューサウスウェールズ州(1626万3000トン、同43%増)など、潤沢な降雨のあった南東部を中心に、顕著な増産が見込まれている。主産地の西オーストラリア州では、シーズン終盤に降霜が発生したものの、その影響はあまり見られず、1804万1000トン(同23.0%増)と、他州と同様に増産が見込まれている。
 品目別に見ると、小麦(3513万4000トン、同45.4%増)や大麦(1341万4000トン、同56.1%増)、カノーラ(414万4000トン、同40.8%増)のいずれも、潤沢な降雨の影響を受け、ともに過去最高の生産が見込まれるとしている。
表2 冬作物の生産見通し
【竹谷 亮佑 平成29年2月17日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532



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