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タイ大手でん粉製造企業、東南アジア各国で事業拡大

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最終更新日:2017年3月13日

 現地報道(バンコク・ポスト)によると、タイの大手タピオカ製品およびバーミセリ(注)製品製造企業であるThai Wah Plc(TWPC)社は2月、2017年から2019年にかけての東南アジア諸国における投資計画を発表した。

(注)麺類の一種。同社は、コメを原料とするバーミセリであるビーフンの他に、豆類を原料とするバーミセリも製造している。

近隣諸国への投資拡大を計画

 これによると、TWPC社は、2017年初めにカンボジアとベトナムにて、それぞれ子会社を設立し、カンボジアでは、3500万バーツ(1億1655万円:1バーツ=3.33円)を投じ、タピオカでん粉の製造・流通を行い、ベトナムでも、3500万バーツ(1億1655万円)を投資し、バーミセリ製品の製造・流通を行う計画となっており、ともに2017年下半期までに実施に移すとしている。
 さらに、同社は、具体的な計画はまだないが、タピオカ製品やバーミセリ製品に関連したラオスやミャンマーでの投資機会にも視野を広げるとしている。
 なお、これらの周辺諸国への事業拡大計画は、いずれも、全額同社資本による投資または買収となっている。

長期的な企業としての目標を表明

 同報道では、個別の投資計画に加え、TWPC社のこれまでの経緯や直近の業績、長期的な事業目標についても言及している。
 同社は、2015年10月、同一グループ内の企業同士の合併―タイ最大のタピオカ製品の製造輸出企業であるThai Wah Starch Plc社とタイ最大のバーミセリ製造企業であるThai Wah Food Products Plc社の合併―により誕生した。同社は、タイ国内にタピオカでん粉製造工場4工場と、バーミセリ製造工場1工場を有している。同社の2016年の収入額は前年比11.5%増の62億バーツ(206億4600万円)、純利益は同53.8%増の6億6900万バーツ(22億2777万円)であった。
 今後について同社は、短期・長期の業績や企業のビジョンなど、さまざまな目標を提示している。まず、2017年以降、収入額の増加率1桁台後半の維持と、長期的な持続可能性を追求することで、2020年までに収入額110億バーツ(336億3000万円)を達成するとしている。また、同社は、2018年までに、少なくとも1〜2件の中小規模の新たな投資案件について発表できる見込みとしつつ、長期的な株主への利益還元の拡大のため、「賢い投資」の重要性と実効性を強調している。そして、これらの目標を実現することで、小規模ながら一貫性があり、かつ厳格な財務規律を有する東南アジアを代表する企業となることを将来的な目標としている。
 

【根本 悠 平成29年3月13日発】
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9806



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