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酪農家の現金所得、減少の見通し(豪州)

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 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は5月18日、2016/17年度(7月〜翌6月)の酪農家の経営動向に関する調査結果を発表した。これによると、酪農家の現金所得は、前年度比16.8%減と、前年度に引き続き大幅に減少するとしている(表)。
表 豪州酪農家の収支動向の推移
 現金収入は、大手乳業メーカーによる乳価の引き下げに伴う酪農家の生産意欲の低下で、生乳生産が減少したことから、同7.9%減少するとしており、特に主産地のVIC州の一部では、同16%近い大幅な減少が見込まれている。
 現金支出は、潤沢な降雨を受け、かんがい用水や乾草の調達などに係るコストが低下したことから、前年度を6.2%下回るとしているが、現金収入と比べると小幅な減少にとどまるものとみられる。
 また、減価償却や家族労働費、家畜や農場といった所有資産の増減を考慮した最終的な収支(Farm Business Profit:長期的な収益性の指標とされている)については、調査対象の酪農家のうち3分の2で赤字を見込んでいる。これについてABARESは、収益の悪化に伴い規模拡大や技術革新が停滞すれば、酪農乳業の長期的な成長に影響を及ぼす可能性があるとして、懸念を示している。
 なお、これに先立って5月15日に米国農務省が公表したレポート(GAIN Report)によると、2017年の生乳生産量については、生産者乳価引き下げに伴う酪農家の生産意欲の低下や、乳牛淘汰による飼養頭数の減少など、上記調査結果と同様の理由から、910万トン(前年比2.7%減)と、2年連続の減少が見込まれるとしている。
【竹谷 亮佑 平成29年6月2日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532



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