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米国、アルゼンチンへの豚肉輸出を開始へ(米国)

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 米国農務省(USDA)と米国通商代表部(USTR)は4月13日、昨年8月に合意していたアルゼンチンへの豚肉輸出について、技術面、衛生面の交渉が終了したと発表した。
 今回の発表の中で、ソニー・パーデュー農務長官は、「米国の農業者にとって素晴らしい日になった。この新たな市場の開拓は、トランプ政権が農業者を支援することを約束したことの実例となった。」とした。また、ライトハイザー通商代表は、「米国産豚肉の輸入を許可したアルゼンチンの決定を歓迎する。経済的な機会が米国の生産者にもたらされた。今回の取組みは、米国の農産物輸出のために諸外国の貿易障壁という課題に取り組むとするトランプ政権の約束を証明した。」とコメントした。

 アルゼンチンは、チリ、コロンビアに次ぐ南米第3位の豚肉輸入国であり、近年は、国内需要の増加に伴い、急激に輸入量を増やしている。2017年の豚肉輸入量は、3万3409トンでブラジル産が9割超を占めた(図)。2016年の1人当たり消費量は、14キログラムと牛肉の約4分の1、鶏肉の約3分の1にすぎないものの、10年前と比べ80%以上増加した。
図
 今回の発表を受けて、米国食肉輸出連合会(USMEF)は、「USMEFはこれまで、米国産豚肉の輸出機会を確立するために、アルゼンチン市場を研究してきた。輸入業者などは、すでに肩ロースに興味を持っており、さらに、我々はももやカタ、トリミングへの需要も見込んでいる。近年、米国産豚肉の南米向け輸出は大きく増加しており、アルゼンチン市場は、その堅調な増加に貢献するものである。」として歓迎の意を表明した。
 また、全米豚肉生産者協議会(NPPC)は、「アルゼンチン市場は、米国の豚肉生産者に年間1000万米ドルをもたらすほどとてつもない潜在力を有しており、今回の決定は、米国の豚肉生産者にとって素晴らしい知らせである。」としている。

 2017年の米国の豚肉輸出量を見ると、全体では2007年比79.3%増であるのに対し、南米上位3カ国(コロンビア、チリおよびペルー)向けは、同15倍近く増加しており、南米市場の存在感の高まりが伺える(表)。米国の豚肉輸出は、日本をはじめとするアジアや、カナダ、メキシコ向けが中心ではあるものの、さらなる人口増と、消費増が予想される南米市場への注目度が高まっている。
表
【佐藤 宏樹 渡辺 陽介 平成30年4月23日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9805



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