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砂糖の国内需給

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最終更新日:2010年10月5日

砂糖の国内需給

2010年10月

調査情報部

1. 国内の需給構造

 
 
 
 
 
 

2. 輸入動向

 財務省「貿易統計」によると、2010年7月の甘しゃ糖・分みつ糖の月別輸入動向は、前年同月比12.2%増、1万3394トン増加の15万7229トンであった。また、同月の平均輸入価格は、前年同月比で32.6%高、1万1072円上昇の1トン当たり4万5039円であった。
 
 
 
 
 一方、国別で見ると、7月はタイが6万6327トン(前月比△35.8%、△3万6936トン、前年同月比△8.5%、△6152トン)、豪州が2万8987トン(前月比△43.1%、△2万1979トン、前年同月比+38.1%、+7992トン)、南アフリカが2万7533トン(前月比+817.8%、+2万4533トン、前年同月実績なし)となっている。
 
 また、同月の国別輸入価格は、タイが4万2676円(前月比△5.0%、△2254円、前年同月比+23.1%、+8020円)、豪州が5万2241円(前月比+29.8%、+1万1979円、前年同月比+57.6%、+1万9091円)、南アフリカが4万3151円(前月比+△1.6%、△701トン、前年同月実績なし)となっている。
 
 
 
 

3.市場の動き

〜荷動きは糖種別、ユーザー別で好不調激しく〜
 
 8月の砂糖の荷動きは、今年は冷夏になるとの予報だったので飲料メーカーが在庫を圧縮していたが、記録ずくめの猛暑を背景に、飲料向け液糖の生産が追いつかないほど好調であった。業界関係者によると菓子類の出荷量は平年に比べると若干下回るなど、糖種別やユーザー別で好不調の差が顕著に表れたとのことであった。
 
 8月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、先月に建値(出荷価格)を1キログラム当たり6円引き下げて以来、同176〜177円の水準で推移した。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:情報課)
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