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農林水産省「消費者の部屋」特別展示への出展

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最終更新日:2012年2月10日

農林水産省「消費者の部屋」特別展示への出展
〜「砂糖の価格調整制度の周知・浸透の取組」〜

2012年2月

特産調整部

○「消費者の部屋」への出展

 平成24年1月16日(月)〜20日(金)の5日間、農林水産省において「太陽と大地の恵み 砂糖〜日本の砂糖の安定供給を支える仕組み〜」と題し、「消費者の部屋」特別展示を行いました。

 この展示は、機構が農林水産省および精糖工業会と連携して今年度から開始した「砂糖の価格調整制度の周知・浸透の取組」の一環として実施したもので、一般消費者を対象とした今回の展示では、期間中1200人を超える方々にお越しいただき、砂糖に関するさまざまな情報に触れていただきました。
 
 

○砂糖の価格調整制度の紹介

 主たる展示テーマである「砂糖の価格調整制度の紹介」コーナーでは、鹿児島県および沖縄県のさとうきびや北海道のてん菜が、地域においてなくてはならない重要な作物であること、国土保全に貢献していること、砂糖には大きな内外価格差があること、農業所得の確保・国内の砂糖の安定的な供給を図るために糖価調整制度の安定的な運営が必要であることなどについて、パネルや各種パンフレットで紹介しました。
 
 

○砂糖の正しい知識の紹介

 糖価調整制度の紹介と併せてさまざまな砂糖製品の展示、砂糖のもつ特性を活かしたおいしい料理のレシピの紹介、砂糖と健康との関係など砂糖に関する正しい知識の情報提供を行いました。また、砂糖をより身近に体験していただけるよう、砂糖で作るデコレーション「シュガーアート」の展示や、綿菓子体験コーナーを設けました。会場に綿菓子の甘い香りがたなびくと、たくさんの方々が綿菓子機を中心に集まり、ザラメ糖が細い糸状に変化する様子に改めて驚きながら、子供の頃の体験談などの話が弾んでいました。
 
 
 
 

○原料作物の展示やさとうきび、黒糖の試食

 また、パネル、パンフレットの他に、関東近辺では普段なかなか目にする機会の少ないさとうきびやてん菜の実物の展示、さとうきびの試食や沖縄の七つの島ごとの黒糖の試食も行いました。多くの来場者が、さとうきびやてん菜に直接触れて、試食のさとうきびをかじり汁の甘さに驚いたり、島ごとの黒糖に味の違いがあることなどを確かめたりされていました。さらに、てん菜を初めて見た方も多く、「次回はてん菜の試食をしてみたい」といったご要望をたくさんいただきました。
 
 
 
 
 
 

○非常食としての砂糖の活用

 今回は、氷砂糖、角砂糖や黒糖の携帯性、摂るとすぐにブドウ糖に変化しエネルギー源として役立つ速効性、甘みがもたらすリラックス効果や高い保存性などに着目し、「もしものときにも役立つ砂糖」として非常食としての砂糖の活用を呼びかけました。

 来場者からは「氷砂糖を非常食の一つとして改めて認識した」といった声が寄せられました。
 
 

○おわりに

 消費者等来場者の皆様からは、「さとうきび、てん菜の生産現場とそれを維持するための制度が良く理解出来た」「砂糖の安定的供給の重要さが分かった」といったご意見の他「制度のことはパネルを見ただけではわかりにくいと感じた」「もう少し制度の説明を充実させてもよいのでは」などのアドバイスもいただきました。

 平成23年度の機構による一般消費者を対象とした砂糖の価格調整制度の周知、浸透に関する出展の取組は今回の展示が最後となります。展示に当たって砂糖製品や原料の展示、試食等にご協力いただきました企業、団体各位に心より感謝申し上げます。

 今年度の取組を通じていただいた貴重なご意見を参考に、来年度もより分かりやすい紹介を心がけ、多くの消費者の皆様に砂糖の価格調整制度を知っていただけるよう取り組んで参りたいと思います。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713