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4.日本の主要輸入先国の動向

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最終更新日:2014年3月10日

4.日本の主要輸入先国の動向

2014年3月

 2013年の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード1701.14‐110)輸入量は、138万2554トン(前年比1.7%減)である。そのうち、タイが50.7パーセント(同7.9ポイント減)、豪州が32.5パーセント(同1.1ポイント減)、フィリピンが8.1パーセント(同5.1ポイント増)、南アフリカが4.3パーセント(同2.2ポイント増)と、この4カ国で95.6パーセントを占めている。(財務省「貿易統計」)

タ イ

 
【生産動向】
2013/14年度製糖開始は遅れたものの、その後は順調

 2013/14砂糖年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、135万ヘクタール(前年度比0.2%増)、サトウキビ生産量は1億271万トン(同2.7%増)と、モンスーンによる降雨に恵まれたことで単収増となり過去最高の見通しである。サトウキビ増産に加え、歩留まりの改善が見込まれていることから、砂糖生産量は1130万トン(粗糖換算、同9.2%増)とされている(表5)。
 
 2月5日までのサトウキビ圧搾量は5588万トン(前年度同期比4.8%増)、砂糖生産量は581万トン(粗糖換算、同14.6%増)といずれも増加しており、長雨から製糖開始が例年より10日遅れたものの、その後は順調である。

【貿易動向】
2013年砂糖輸出量は、前年から12.5パーセントの減少

 2013/14年度の輸出量は、砂糖の増産予測を受け685万トン(粗糖換算、前年度比12.3%増)と前年度から増加見込みである。なお、2013年12月の粗糖・白糖輸出量は、19万4000トン(前年同月比22.4%減)となり、主要輸出先はカンボジア、日本、中国であった(図8)。2013年の粗糖・白糖輸出量は、600万トン(前年比12.5%減)となり、最も多い輸出先はインドネシアで、輸出量全体の25パーセントを占めた(図9)。

資料:Agra CEAS Consulting “WORLD SUGAR SUPPLY BALANCE, PRICE AND POLICY TREND ANALYSIS, February 2014” 
 

豪 州

 
【生産動向】
2013/14年度砂糖生産量は、前年度比4.7パーセント減の424万トン

 2013/14砂糖年度(7月〜翌6月)のサトウキビ生産量は、収穫面積の増加が見込まれているものの、新植時期の洪水被害やサトウキビの病気「イエローキャノピーシンドローム(以下「YCS」という)」による単収減により、3045万トン(前年度比0.2%減)と予測されている。クィーンズランド(以下「QLD」という)州の北部地域、同州の主要生産地であるハーバート・バーデキン地域および中央部地域で発生しているYCSは、サトウキビの単収を減少させるだけではなく歩留まりを低下させることから、砂糖生産量は424万トン(粗糖換算、同4.7%減)と前年度から減少見込みとなっている(表6)。また、1月末に襲来したサイクロンは、QLD州の主要生産地にあるタウンズビルやマッカイの一部のほ場を水浸しにしたものの、サトウキビ生産への影響はほとんど無いとの模様である。サトウキビにとって、この降雨は干ばつを解消する恵みの雨となった。
 
【貿易動向】
2013/14年度の輸出量は、前年度からやや増加する見通し

 2013/14年度の砂糖輸出量は、289万トン(粗糖換算、同0.3%増)と前年度から増加見通しとなっている(図10)。豪州農業資源経済科学局(ABARES)によると、2012/13年度の輸出先は、韓国、日本、インドネシアとなっており、日本向け砂糖輸出額は2億2100万豪ドル(205億880万円:1豪ドル=92.8円、前年度比4.7%高)と見込まれている。

資料:Agra CEAS Consulting “WORLD SUGAR SUPPLY BALANCE, PRICE AND POLICY TREND ANALYSIS, February 2014”
注:1月末TTS相場
 

フィリピン

 
【生産動向】
2013/14年度砂糖生産量は、前年度比6.7パーセント減の230万トン

 2013/14砂糖年度(9月〜翌8月)のサトウキビ収穫面積は、前年度並みの43万ヘクタール、サトウキビ生産量は2333万トン(前年度比6.7%減)と見込まれている。サトウキビ減産予測を受け、砂糖生産量は230万トン(粗糖換算、同6.7%減)となる見通しである(表7)。また、砂糖統制委員会(以下「SRA」という)の推計による今年度の1月26日までの砂糖生産量は、126万4000トン(粗糖換算、前年度同期比8.7%減)と前年度同期よりも減少しており、その要因の一つとして歩留まりの低下(前年度比0.16ポイント減)を挙げている。
 
【消費・貿易・政策動向】
SRAはサトウキビ作付拡大のための予算案を可決

 2013/14年度の砂糖消費量は、220万トン(粗糖換算、前年度並み)と予測されている。一方、輸出量は砂糖減産の見通しを受け、28万5000トン(粗糖換算、前年度比14.2%減)の見通しである。なお、2013年11月の粗糖・白糖輸出量は2万8000トン(前年同月は84トン)となり、主要輸出先は日本、インドネシアであった(図11)。

 SRAは2月10日、サトウキビ作付面積拡大のために3億フィリピンペソ(7億2000万円:1フィリピンペソ=2.4円)を拠出する法案が可決したことを表明した。これは、アセアン経済共同体(AEC)による2015年からの関税削減(7%から5%)により、国内の砂糖産業の衰退を防ぐことを目的としている。

資料:Agra CEAS Consulting “WORLD SUGAR SUPPLY BALANCE, PRICE AND POLICY TREND ANALYSIS, February 2014”
注:1月末TTS相場
 

南アフリカ

 
【生産動向】
2013/14年度砂糖生産量は、サトウキビ増産により前年度から大幅増見込み

 2013/14砂糖年度(4月〜翌3月)のサトウキビ生産量は、収穫面積の拡大や天候に恵まれたことによる単収増の見込みから、2014万トン(前年度比16.6%増)と大幅な増加が予測されている。砂糖生産量は、サトウキビ増産と歩留まり向上の見込みなどから252万トン(粗糖換算、同21.1%増)と見込まれている(表8)。
 
【消費・貿易動向】
2013/14年度輸出量は、前年度比124パーセント増の予測

 2013/14年度の砂糖消費量は、189万トン(粗糖換算、前年度比2.2%増)と予測されている。南アフリカ関税同盟(SACU)による2013/14年度の消費の内訳は、家庭用消費向けが97万トン(白糖換算、同2.1%増)、実需者消費向けが79万トン(白糖換算、同1.9%増)とされており、家庭用消費向け割合は全体の55パーセントとなっている。

 一方、輸出量は、砂糖増産見込みを受け81万トン(粗糖換算、同124%増)と大幅な増加が見込まれている。なお、2013年12月の粗糖・白糖輸出量は2万9100トン(前年同月比25.7%増)で、主要輸出先はアンゴラ、ジンバブエ、モザンビークであった(図12)。

 2013年の粗糖・白糖輸出量は59万4000トン(前年比93.5%増)となり、隣接国のモザンビーク、ジンバブエが主要輸出先国の上位を占めた(図13)。日本向けの輸出は、8,9月のみで6万トン(同100%増)であった。

 資料:Agra CEAS Consulting “WORLD SUGAR SUPPLY BALANCE, PRICE AND POLICY TREND ANALYSIS, February 2014”
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
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