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4. 日本の主要輸入先国の動向(2014年7月時点予測)

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最終更新日:2014年8月11日

4. 日本の主要輸入先国の動向(2014年7月時点予測)

2014年8月

 2013年の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード1701.14‐110)の輸入量は、138万2554トン(前年比1.7%減)となった。そのうち、タイが50.7%(同7.9ポイント減)、豪州が32.5%(同1.1ポイント減)、フィリピンが8.1%(同5.1ポイント増)、南アフリカが4.3%(同2.2ポイント増)と、この4カ国で輸入量全体の95.6%を占めている(財務省「貿易統計」)。

 2014年5月号から、「日本の主要輸入先国の動向」の掲載国のうち、フィリピン、南アフリカ、グアテマラ(新規追加国)の3カ国については、3カ月に1回の報告としています(今月は南アフリカとなります)。
 

タイ

 
【生産・輸出動向】
2013/14年度の砂糖生産量は前年度比かなり増加し、輸出も好調

 2013/14砂糖年度(10月〜翌9月)は、2014年5月で全てのサトウキビの圧搾が終了した。サトウキビの収穫面積は、136万ヘクタール(前年度比1.2%増)、サトウキビの生産量は1億370万トン(同3.7%増)と、前年度に比べやや増加する見込みである(表5)。サトウキビの増産に加え、製糖歩留まりが向上(同0.87ポイント増の11.2%)したことから、甘しゃ糖の生産量は1163万トン(同12.4%増)と、前年度に比べかなり大きく増加が見込まれている。輸出量も増産を受け649万トン(同6.4%増)と、前年度に比べかなり増加する見込みである。

 また、2014/15年度のサトウキビの収穫面積は前年度と同じであるが、単収が増加することから、サトウキビの生産量は1億1000万トン(同6.1%増)と、前年度に比べかなり増加するものの、一部のエタノール工場が生産設備を拡大しており、砂糖仕向け量が減少することから、甘しゃ糖の生産量は1200万トン(同3.2%増)と、やや増加する見通しである。輸出量は900万トン(同38.7%増)と前年度に比べ大幅に増加する予測であるが、輸出品目の内訳をみると粗糖が625万トン、白糖が275万トンとなっており、粗糖の主な輸入先国(日本、韓国、マレーシアなど)が直ちに輸入量を拡大することは考えにくいものの、2014/15年度のブラジルの輸出量が200万トン減少する見通しであることから、輸出量900万トンを達成できる可能性もある。
 

豪州

 
【生産・貿易動向】
2013/14年度の砂糖生産量は前年度比わずかに増加し、輸出量は同水準を維持

 2013/14砂糖年度(7月〜翌6月)のサトウキビの収穫面積は、36万ヘクタール(前年度比1.1%増)と前年度に比べわずかに増加するものの、単収は1ヘクタール当たり83.7トン(同1.3%減)とわずかに減少が見込まれることから、サトウキビの生産量は3045万トン(同0.2%減)と前年同水準となる見込みである(表6)。単収の減少をもたらしたサトウキビの病気の一種である「イエローキャノピーシンドローム(YCS)」について、豪州砂糖リサーチセンター(SRA)が5月に公表した調査結果によると、YCSはサトウキビの収量を最大15%減少させる可能性があるものの、今回の被害は軽微で、CCS(可製糖率:サトウキビのショ糖含有率、繊維含有率および搾汁液の純度から算出される回収可能な糖分の割合)に影響が見られなかったことから、甘しゃ糖の生産量は446万トン(同1.8%増)と、前年度に比べやや増加する見込みとなっている。砂糖輸出量は、粗糖が286万トン、白糖が17万トンの合計303万トン(同0.3%増)と、前年並みを維持する見込みである。

 また、2014/15年度のサトウキビの収穫面積は前年度と同じであるが、6月から製糖が開始される北部で、多雨による収穫の遅れから、サトウキビの生産量は2968万トン(同2.5%減)、甘しゃ糖の生産量は430万トン(同3.6%減)とやや前年度を下回る見通しである。また、在庫調整により砂糖輸出量は303万トン(同水準)と前年度並みを維持する見通しである。
 

南アフリカ

 
【生産・貿易動向】
2013/14年度の砂糖生産量、輸出量ともに前年度比大幅に増加

 2013/14砂糖年度(4月〜翌3月)のサトウキビの収穫面積は31万ヘクタール(前年度比10.0%増)、気象条件が良く単収が前年度から6.0%増になったことから、サトウキビの生産量は2014万トン(同16.6%増)と、前年度に比べ大幅な増加が見込まれている(表7)。甘しゃ糖の生産量も249万トン(同20.0%増)と、前年度に比べ大幅に増加が見込まれ、この増産により砂糖輸出量は80万トン(同122%増)と回復基調にある。

 また、2014/15砂糖年度(4月〜翌3月)のサトウキビの収穫面積は、34万ヘクタール(同10.0%増)と拡大が見込まれるものの、干ばつの影響により生育が遅れていることから、サトウキビの生産量は1974万トン(同2.0%減)、また、甘しゃ糖の生産量は糖度の減少により、220万トン(11.5%減)と前年度に比べかなり減少すると見通されている。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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