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3. 世界の砂糖需給に影響を与える諸国の動向(2014年8月時点予測)

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最終更新日:2014年9月10日

3. 世界の砂糖需給に影響を与える諸国の動向(2014年8月時点予測)

2014年9月

ブラジル

 
【生産・貿易動向】
2014/15砂糖年度の砂糖生産量は、前年比やや減少の見込み

 2014/15砂糖年度(4月〜翌3月)のサトウキビの収穫面積は前年度と同じ889万ヘクタールの見込である。2014年1月以降の干ばつの影響により、後半(夏〜秋)に収穫されるサトウキビの単収が1ヘクタール当たり71.3トン(前年度比3.0%減)と減少し、サトウキビの生産量は6億3419万トン(同3.0%減)、甘しゃ糖の生産量は3830万トン((粗糖換算(以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算で記載)。同3.0%減)、砂糖輸出量は2500万トン(同7.6%減)となる見通しである。

 一方、ブラジルサトウキビ産業協会(UNICA(注))が公表した2014/15年度の4月から7月までの製糖実績報告によると、ブラジル中南部地域のサトウキビ生産量は2億8043万トン(前年同期比3.8%増)、同地域の甘しゃ糖の生産量は1513万トン(同8.8%増)、エタノール生産量は1187万キロリットル(同4.5%増)と前年を上回るペースで生産しており、いまだ干ばつの影響は見られない。

 また、同協会が8月5日に発表した同年度の生産見通しによると、最大の生産地であるサンパウロ州のサトウキビの単収が通年で15%減少することが見込まれることから、同地域のサトウキビ生産量は前年度を4000〜5000万トン下回る5億4700〜5億5700万トン、甘しゃ糖の生産量も200〜250万トン減の3180〜3230万トン程度になるとの見方を示している。

(注)ブラジルサトウキビ産業協会(UNICA)は、ブラジル全体の甘しゃ糖生産量の9割を占める中南部地域を所管している団体。
 

インド

 
【生産動向】
2013/14年度の砂糖生産量は前年度比やや減少

 2013/14砂糖年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、502万ヘクタール(前年度比5.1%減)と前年度に比べやや減少したことから、サトウキビ生産量は3億5618万トン(同3.8%減)の見込みである。この減産を受けて、甘しゃ糖の生産量は2630万トン(同3.8%減)と前年度に比べやや減少の見込みである。

 また、2014/15砂糖年度のサトウキビの収穫面積は、482万ヘクタール(同4.0%減)、サトウキビの生産量は3億5212万トン(同1.1%減)、甘しゃ糖の生産量は2600万トン(同1.1%減)とさらに減少の見通しである。

 なお、インド砂糖製造協会(ISMA)によると、今年6月の降雨はほとんどなかったが、7月以降は、平年を10%下回る降水量まで回復しており、7月24日までに460万ヘクタール(前年同日比8%減)のは種が終了している。
 
【政策動向】
8月、9月の輸出補助金の単価は2期連続で引き上げ

 精製糖の原材料製造コストが国内砂糖価格を上回る状態が続いており、資金繰り難による製糖工場のサトウキビ農家に対する支払い遅延額は1200億インドルピー(2256億円:1インドルピー=1.88円(注))に至っている。このため、政府は、砂糖産業に対する無利子融資や国内在庫削減のための輸出補助金支援(対象数量は2013/14〜2014/15砂糖年度の2年間で粗糖400万トン)を実施している。

 ISMAによると、輸出補助金の単価については、対米ドルの為替レートの変動に応じて2カ月ごとに変動することとなっており、4月、5月はルピー高により1トン当たり2277インドルピー(4281円)に引き下げていたが、6月、7月はルピー安により、再び同3300インドルピー(6204円)へ引き上げ、8月、9月はさらにルピー安が見込まれることから、3371インドルピー(6337円)まで引き上げた。

注:7月末日TTS相場
 

中 国

 
【生産動向】
2013/14年度の砂糖生産量は前年度比わずかに増加

 2013/14砂糖年度(10月〜翌9月)のサトウキビの収穫面積は、197万ヘクタール(前年度比2.0%増)、サトウキビの生産量は1億2992万トン(同2.0%増)、国内の砂糖生産の約9割を占める甘しゃ糖の生産量は1327万トン(同2.0%増)とわずかに増加が見込まれる。(表4)。

 一方、てん菜の収穫面積は31万ヘクタール(同2.0%増)、てん菜の生産量は1285万トン(同2.0%増)、てん菜糖の生産量は120万トン(同2.0%増)と前年度に比べわずかに増加が見込まれる。この結果、中国全体の砂糖生産量は、1448万トン(同2.0%増)と見込まれる。

 なお、同年度のサトウキビの圧搾は5月で終了し、甘しゃ糖の生産量は白糖換算で1257万トン(同4.9%増)となっており、同年度の予測とかい離はない見込みである。

 また、2014/15年度のサトウキビの収穫面積は197万ヘクタール(同0.2%増)、サトウキビの生産量は1億3014万トン(同0.2%増)、甘しゃ糖の生産量は1330万トン(同0.2%増)の見通しである。一方、てん菜の収穫面積は31万ヘクタール(同0.2%増)、てん菜の生産量は1287万トン(同0.2%増)、てん菜糖の生産量は120万トン(同0.2%増)の見通しである。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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