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4. 日本の主要輸入先国の動向(2015年7月時点予測)

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最終更新日:2015年8月10日

4. 日本の主要輸入先国の動向(2015年7月時点予測)

2015年8月

 2014年の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード1701.14‐110)の輸入量は、132万6355トン(前年比4.0%減)となった。輸入先国のシェアをみると、タイが58.0%(同7.3ポイント増)、豪州が30.0%(同2.5ポイント減)、南アフリカが6.9%(同2.6ポイント増)、フィリピンが3.2%(同4.9ポイント減)、グアテマラが1.7%(同2.6ポイント減)と、この5カ国で輸入量のほぼ全量を占めている(財務省「貿易統計」)。

 主要輸入先国のうちタイおよび豪州は毎月、南アフリカ、フィリピン、グアテマラについては、原則として3カ月に1回の報告とし、今回は南アフリカを報告する。
タイ
【生産・輸出動向】
2014/15年度の砂糖生産量は前年度並み、輸出量は大幅に増加の見込み

 2014/15砂糖年度(10月〜翌9月)のサトウキビの収穫面積は、139万ヘクタール(前年度比2.9%増)、サトウキビ生産量は、北部と中部で干ばつによる生育の遅れがあったものの、1億596万トン(同2.2%増)と、ともにわずかな増加が見込まれる(表6)。サトウキビの製糖歩留まりの低下により、砂糖生産量は1168万トン(同0.4%減)と見込まれている。砂糖の輸出量は、820万トン(同27.8%増)と、前年度に比べ大幅に増加する見込みであるが、依然として在庫量は高水準にある。

2015/16年度の砂糖生産量はわずかに増加の見込み
 2015/16年度は、前年度に引き続きコメからの転換が推進されており、サトウキビの収穫面積は139万ヘクタール(前年度比0.1%増)、サトウキビ生産量は1億610万トン(同0.1%増)と、ともに前年度並みと見込まれる。平均的な製糖歩留まりであれば、砂糖生産量は1182万トン(同1.2%増)と予想される。

 一方、サトウキビ・砂糖委員会事務局(OCSB)(注)が先ごろ発表した2015/16年度の生産予測によると、サトウキビ生産量は1億1100万トン前後、砂糖生産量は1100トン前後と見込まれる。これは、主要生産地域で長引く干ばつによる新植サトウキビの生育不良がみられ、製糖歩留まりの低下が予想されることによると考えられる。

(注)タイのサトウキビおよび砂糖関連政策の執行機関である3省(工業省(製糖関係)・農業協同組合省(原料作物関係)・商務省(砂糖の売買関係))とサトウキビ生産者および製糖企業の代表で構成され、工業省内に設置された「サトウキビ・砂糖委員会」の事務局。
 
豪州
【生産・輸出動向】
2014/15年度の砂糖生産量はかなり増加、輸出量は大幅に増加

 2014/15砂糖年度(7月〜翌6月)は、サトウキビの収穫面積が39万ヘクタール(前年度比5.9%増)とやや拡大することから、サトウキビ生産量は3224万トン(同5.6%増)となり、砂糖の生産量は470万トン(同10.7%増)と、前年度に比べかなり増加する見込みである(表7)。また、砂糖の輸出量は増産に伴い359万トン(同16.6%増)と、前年度に比べ大幅に増加する見込みである。

2015/16年度の砂糖生産量はわずかに増加、輸出量はかなり増加の見込み
 2015/16年度は、サトウキビの収穫面積が41万ヘクタール(前年度比3.6%増)とやや増加が見込まれ、懸念されていた降雨量不足も回復しつつあることから、サトウキビ生産量は3380万トン(同4.8%増)とやや増加し、砂糖の生産量は480万トン(同2.1%増)と、わずかに増加する見込みである。また、砂糖の輸出量は増産に伴い382万トン(同6.4%増)と、前年度に比べかなり増加する見込みである。

 豪州農業省(ABARES)が発表した6月時点の2015/16年度の生産予測によると、砂糖生産量は490万トン(前年度比4.3%増)、砂糖輸出量は356万トン(同6.3%増)と見込まれる。現地報道によると、2015/16年度の製糖は7月上旬に開始しており、順調に収穫が行われれば、過去10年で最高水準の砂糖生産量が期待できるとのことである。

 なお、豪州政府は、6月に中国との自由貿易協定に正式署名したが、砂糖は同協定において関税削減の対象とはされていない。
 
 
【生産・輸出動向】
2014/15年度の砂糖生産量はかなり減少、輸出量はわずかに減少

 2014/15砂糖年度(4月〜翌3月)のサトウキビの収穫面積は28万ヘクタールと前年度並みであるのものの、干ばつの影響により、サトウキビの生産量は1776万トン(前年度比11.4%減)とかなりの減少が見込まれている(表8)。甘しゃ糖の生産量は227万トン(同10.7%減)とかなり減少し、砂糖輸出量は80万トン(同1.8%減)とわずかに減少するものと見込まれる。

2015/16年度の砂糖生産量はかなり減少、輸出量は大幅に減少の見込み
 2015/16年度のサトウキビの収穫面積は、26万ヘクタール(前年度比6.0%減)とかなりの程度減少していることに加え、2014年に同国は1992年以来最悪の干ばつに見舞われたことから、サトウキビの生産量は1584万トン(同10.8%減)、砂糖生産量は195万トン(同14.1%減)と前年度に引き続き、かなりの減産が予想される。この大減産を受け、砂糖輸出量は5万トン(同93.7%減)と大幅な減少が予想される。しかし、輸入により国内需要を満たし、輸出を維持する動きも考えられることから、輸出量の予測は今後上方修正される可能性がある。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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