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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2017年1月10日

砂糖類の国内需給

2017年1月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。9月に「平成28砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第1回)」を公表した(詳細は2016年10月号参照)。

平成28砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第1回)

平成28砂糖年度における砂糖の需給見通し(第1回)

平成28砂糖年度における異性化糖の需給見通し(第1回)

2. 異性化糖の移出動向

11月の移出数量は前年同月からやや増加
 2016年11月の異性化糖の移出数量 は、6万 3864トン(前年同月比5.5%増、前月比2.3%減) となった(図1)。
 11月の規格別の移出量は、次の通りであった (図2)。

果糖含有率40%未満      388トン
 (前年同月比19.3%増、前月比6.2%減)
同40%以上50%未満   1万7796トン
 (同7.5%増、同1.8%減)
同50%以上60%未満   4万4932トン
 (同4.7%増、同2.3%減)
同60%以上           747トン
 (同1.3%減、同12.5%減)
 

図1 異性化糖の移出量の推移

図2 異性化糖の種類別移出量の推移

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月および前月から大幅 に減少

 財務省「貿易統計」によると、2016年10月の分みつ糖(HSコード 1701.14-110) の輸入量 は、1万9188トン(前年同月比72.2%減、前月比58.5%減)であった(図3)。輸入先国はタイのみであった(図4)。

タイ 1万9188トン
 (前年同月比55.3%減、前月比46.8%減)

 同月における豪州からの高糖度原料糖(糖度98.5度以上99.3度未満、HSコード1701.14-200)の輸入量は、8万1749トン(前年同月比17.6%増、前月比4.1%増)であった。 

図3 分みつ糖の輸入量の推移

図4 分みつ糖の国別輸入量の推移

 201610月の輸入先国はタイのみで1トン当たりの輸入価格は、5万1109円(前年同月比42.3%高、前月比0.4%安)となった(図5)。

タイ  5万1109円
 (前年同月比47.2%高、前月比1.4%安)

 

図5 分みつ糖の輸入価格の推移

【含みつ糖の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2016年10月の含みつ糖の輸入量は、507トン(前年同月比31.5%減、 前月比23.4%増)であった(図6)。輸入先国は中国、ボリビア、ブラジル、タイ、フィリピンの5カ国であった。
 同月の国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

中国       269トン
 (前年同月比20.2%減、前月比14.1%減)
ボリビア      120トン
 (同32.6%減、同4.8倍)
ブラジル     76トン
 (同60.0%減、前月輸入実績なし)
タイ        21トン
 (前年同月輸入実績なし、前月比65.0%減)
フィリピン     21トン
 (前年同月比32.3%減、同61.5%増)

図6 含みつ糖の輸入量の推移

図7 含みつ糖の国別輸入量の推移

 2016年10月の1トン当たりの輸入価格は、12万5690円(前年同月比19.6%安、前月比7.8%高)となった(図8)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

中国    10万9491円
 (前年同月比5.5%安、前月比3.8%高)
ボリビア 12万3233円
 (同13.5%安、同2.6%安)
ブラジル 20万7382円
 (同11.9%安、前月輸入実績なし)
タイ     8万6238円
 (前年同月輸入実績なし、前月比44.5%安)
フィリピン  9万1048円
 (前年同月比51.2%安、同51.2%安)

図8 含みつ糖の輸入価格の推移

【加糖調製品の輸入動向】
10月の加糖調製品の輸入量は前年同月からやや増加

 財務省「貿易統計」によると、2016年10月の加糖調製品の輸入量は、4万9701トン(前年同月比5.4%増、前月比8.5%増)となった(図9)。
 同月の品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品       1万3990トン
 (前年同月比15.6%増、前月比10.8%増)
ソルビトール調製品   1万1138トン
 (同3.1%増、同5.2%増)
ココア調製品          9786トン
 (同18.4%増、同34.2%増)
その他調製品         6735トン
 (同2.0%減、同6.6%増)
調製した豆(加糖あん)   4307トン
 (同22.7%減、同21.9%減)
穀粉調製品          3719トン
 (同5.9%増、同7.4%増)
コーヒー調製品         28トン
 (同23.3%減、同71.1%増)

図9 加糖調製品の品目別輸入数量の推移

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移

 11月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京  1キログラム当たり192〜193円
大阪  同193円
名古屋  同196円
関門  同196円

上白糖(小袋)
東京  1キログラム当たり205〜206円
大阪  同207円

本グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり197〜198円
大阪  同198円
名古屋  同201円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり192〜193円
大阪  同193円
名古屋  同194円

 11月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。
 
果糖分42%もの
 1キログラム当たり131〜132円

果糖分55%もの
 同137〜138円
【小売価格】
11月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で22.4円

 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、190.9円(前年同月差0.4円高、前月差1.7円高)であった。
 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道       192.2円
 (前年同月差1.6円安、前月差4.2円安)
東北         196.8円
 (同7.6円安、同3.0円安)
関東など       177.7円
 (前年同月同、同0.2円高)
首都圏        197.8円
 (前年同月差6.4円高、同13.7円高)
中部         177.9円
 (同0.2円安、同1.8円安)
関西         191.1円
 (同1.4円高、同0.1円高)
中国・四国     200.1円
 (同1.1円高、同0.1円高)
九州・沖縄     189.7円
 (同1.9円安、同0.7円安)

 最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は22.4円であった。

(注) 地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など: 茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
中 部: 新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西: 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


11月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で75.8円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、239.0円(前年同月差2.9円高、前月差0.1円高)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道       197.2円
 (前年同月差3.3円高、前月差0.6円高)
東北         273.0円
 (同4.2円高、同1.5円安)
関東など      245.2円
 (同0.9円安、同1.3円安)
首都圏        246.3円
 (同6.2円高、同0.6円高)
中部        248.7円
 (同1.0円安、同0.1円高)
関西        231.1円
 (同4.9円高、同1.0円安)
中国・四国      246.6円
 (同0.5円高、前月同)
九州・沖縄      220.6円
 (同2.1円高、前月差2.8円高)

 最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は75.8円であった。

11月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で54.2円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、232.5円(前年同月差2.5円高、前月差1.0円安)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道       233.9円
 (前年同月差4.7円高、前月差2.9円安)
東北         261.7円
 (同0.4円高、同4.3円高)
関東など     239.3円
 (同6.3円高、同2.1円高)
首都圏        226.6円
 (同0.1円高、同0.9円安)
中部        226.0円
 (同1.5円高、同1.7円安)
関西        231.2円
 (同5.0円高、同月同)
中国・四国    243.7円
 (同0.5円高、前月差2.9円安)
九州・沖縄      207.5円
 (同0.5円高、同0.2円高)

 最も高かったのは東北で、最も安かった九州・沖縄との価格差は54.2円であった。
【購入金額および購入量】
10月の砂糖の購入数量は前年同月からかなりの程度増加

 総務省「家計調査」によると、2016年10月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は38で、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は、94円(前年同月比1.1%高、前月比11.9%高)となった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、423グラム(同7.6%増、同14.3%増)となった(図11)。

図10 1世帯当たりの砂糖に係る支出額の推移

図11 1世帯当たりの砂糖の購入数量の推移

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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