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平年28年度与論町さとうきび生産振興大会の開催について

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最終更新日:2016年8月18日

2016年8月

鹿児島事務所 小山 陽平
 
 平成28年7月27日(水)、鹿児島県大島郡与論町のJA会館よろんにおいて、与論町さとうきび生産振興大会(主催:与論町糖業振興会、共催:奄美群島糖業振興会、JAあまみ与論地区さとうきび部会、南大島農業共済組合、以下「生産振興大会」という)が開催された。
生産振興大会には、与論町の生産農家、糖業関係者、JAおよび行政関係者など100名が参加した。
 与論島における平成27/28年期のさとうきび生産は、台風の襲来がなかったことなどの気象条件に恵まれたことにより、生産量は2万6706トン(前期比116%)、10アール当たり収量は6460トン(同115%)、歩留りは11.46%(同98%)となり、全体でみると生産が回復した平成26/27年期をさらに上回った。与論島製糖株式会社の産糖量も3060トン(同114%)と増加した。
写真1 表彰を受けた優秀農家
写真1 表彰を受けた優秀農家
 生産振興大会に先立ち、優秀農家表彰が実施された。当該表彰は島内における平均作付面積63アールおよび平均単収6トンを越えた農家を対象とし、1)単収の部、2)品質の部、3)手刈りの部の三部門を設けて行われた。単収の部では10アール当たりの平均単収が9804キログラム、品質の部では平均甘しゃ糖度15.78度、手刈りの部では収量が133トンの成績を残した生産者がそれぞれ表彰を受けた。さらに、与論町糖業振興会事務局から、平成28年度さとうきび生産改善共励会における「地域(島別)の部」の表彰において与論島が2年連続で優秀賞を受賞したことの報告があり、生産者に対し改めて謝辞を述べた。
 
 その後、生産振興大会では、与論町糖業振興会 山元宗会長が「平成27年産は約3000トンの収量の増加が達成された。これは天候が恵まれたことに加え、病害虫防除事業、優良種苗対策事業などの各種施策が寄与したと考えている。依然さとうきび産業を取り巻く情勢は厳しいが、平成28年産については、島別さとうきび増産計画に盛り込まれた病害虫防除対策、優良種苗対策、単収向上対策を積極的に行い、収穫面積420ヘクタール、単収5596キログラム、生産量2万3783トンを計画している。さとうきびは本町にはなくてはならない基幹作物であり、これまで同様ご協力いただきたい。」とあいさつした。
写真2 山元宗会長のあいさつ
写真2 山元宗会長のあいさつ
 また、与論島製糖株式会社 池田一彌常務取締役与論事業所長から「特にこの10年は作付面積の減少や高齢化が顕著となっているが、さとうきびは基幹作物であるという前提のもとに操業している。27年産の特徴は、収穫期の多雨によりハーベスターが稼動できずに収穫が遅れ4月24日まで操業を行うという近年に無い状況となった。このような状況のなかで、ハーベスターが動けない時には手刈りでカバーしていただいた。これからも最後のさとうきび1本まで刈り残さないよう農家と共に頑張りたい。」と力強く生産者に呼び掛けた。
写真3 池田一彌常務取締役与論事業所長のあいさつ
写真3 池田一彌常務取締役与論事業所長のあいさつ
 来賓のあいさつとして、鹿児島県大島支庁沖永良部事務所の池田利徳農業普及課長に次いで、当機構の真弓鹿児島事務所長から「当機構は、さとうきびの生産者や国内産糖製造事業者の皆様に交付金を交付することにより皆様の経営安定、また関連産業の健全な発展を通じ、消費者の皆さんに対し砂糖の安定供給が計られるための業務を行っております。さとうきびは台風、干ばつと自然災害の常襲地帯であるここ与論島をはじめ、鹿児島県南西諸島、沖縄県におきまして重要な基幹作物です。また、糖価調整制度については、先に国会に提出されたTPP関連法案においても、その枠組みは維持されることとされており、これまで通り生産者の皆様が安心してさとうきびを作り、製糖工場が安定的に操業できるよう、制度が継続されるようさまざまな形で努力してまいりたいと考えております」とあいさつした。
 引き続き、真弓事務所長から「我が国の砂糖をめぐる事情」と題し、砂糖の価格調整制度の仕組みなどについて解説した上で、会場内にはパネルなどを掲示し、砂糖の価格調整制度の周知・浸透に取り組んだ。
 
写真4 真弓鹿児島事務所長による情勢報告
写真4 真弓鹿児島事務所長による情勢報告
写真5 当事務所の掲示した砂糖パネルに見入る生産農家
写真5 当事務所の掲示した砂糖パネルに見入る生産農家
 次に、平成28年度の与論町糖業振興会から事業案内、南大島農業共済組合から農業共済制度説明が行われた。
 その後、鹿児島県大島支庁沖永良部事務所 枦浩二農業普及課技術専門員から「与論島さとうきび栽培指針及び病害虫対策について」と題し講演が行われた。講演では、1)土づくりと土壌改良、2)適期のかん水、3)基本技術の徹底をさとうきび栽培における三箇条として中心に述べられた。その他に、現在夏植ほ場にワタアブラムシの発生が見られており、今の段階で防除を実施しないと畑に入れなくなるので、適期の防除を実施していただきたいなどの説明を行い、生産者の皆様は真剣な眼差しで講演に聞き入っていた。
 
 最後に、大会スローガンが宣言され、関係者一体となって生産回復に向けて取り組んでいくことを確認し、与論町糖業振興会の南仁孝副会長のあいさつをもって閉会となった。
 
【平成28年度大会スローガン】
発声:酒井祐次氏(与論町農業自営者クラブ会長)
 ● さとうきび作付面積450ヘクタール以上確保し生産量を増やそう。
 ● 適期のかん水と肥培管理を徹底し、さとうきびの増収に取り組もう。
 ● さとうきび共済加入率70パーセント以上達成をみんなで取り組もう。
写真6 参加者によるがんばろう三唱
写真6 参加者によるがんばろう三唱
 与論島では平成27/28年期は平成26/27年期に引き続き豊作となり、さとうきび生産改善共励会における「地域(島別)の部」の優秀賞を連続受賞したが、今後も生産農家、糖業関係者および各関係機関のご尽力により、平成28年産も豊作の年となるよう祈念するとともに、当機構としても、生産農家の方々が安心してさとうきびを作ることができるよう、その経営の安定に資するため、今後も交付金の交付業務の適切な運営に努めてまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:鹿児島事務所)
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