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平成28年度 講演会・優良農家表彰式並びにきび作りシンポジウムの開催について

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最終更新日:2016年7月26日

2016年7月

 
那覇事務所 石丸雄一郎
 
   平成28年7月20日(水)、沖縄本島南部の八重瀬町にて、南部地区さとうきび生産振興対策協議会(以下、「対策協議会」という)が主催する講演会及び優良農家表彰式並びにきび作りシンポジウムが開催された。
   沖縄本島南部は、平成23年産以降、4年間生産量が低迷したが、27年産は単収が平年並みとなる6トン以上まで回復している。そこで、生産意欲の更なる増進を目的に講演、優良農家の表彰およびシンポジウムが実施され、生産者を中心に行政、製糖会社および研究機関などの関係者約100名が参加した。
   開催に先立ち、対策協議会会長 比屋根方次氏から参加者に対し「梅雨明け後のかん水の重要性や適切な茎数確保について講演される予定であるので、最後までしっかり耳を傾けていただきたい」とのあいさつがあった。

主催者あいさつを行う比屋根方次対策協議会長
主催者あいさつを行う比屋根方次対策協議会長

比屋根氏公演中の会場の様子
比屋根氏公演中の会場の様子

 講演会では、沖縄県農業研究センター作物班研究主幹 比屋根真一氏が「梅雨明け後のかん水効果について」と題し、さとうきびや畑の地表から放出される水分(蒸発散)よりも降水が少なくなる梅雨明け後におけるかん水の重要性について、研究成果を講演した。沖縄本島(糸満市)、宮古島、石垣島におけるかん水区と無かん水区の原料茎重を比較し、かん水区においてより茎重が重くなった研究結果とともに、かん水により、さとうきびが一日3cm伸長する様子を捉えた映像を用い、わかりやすくかん水の効果が説明された。

ゆがふ製糖樺m念宏彦取締役社長から副賞の贈呈を受ける優良生産者
ゆがふ製糖樺m念宏彦取締役社長から副賞の贈呈を受ける優良生産者

 次に優良農家表彰式が行われ、50アール以上の部と20アール以上50アール未満の部門において、それぞれ作型ごとに生産量が多かった生産者が選出され、50アール以上夏植の部門で1位となった島袋 幸光氏(糸満市さとうきび生産組合)をはじめ、9名が表彰された。島袋氏は、平均単収16.184t、平均糖度13.1度の好成績であった。このほか27年産から新たに設けられた対前期増収率優良者の部門では10名が表彰され、徳元春美氏(玉城さとうきび生産組合)は、増収率322%(26年産71,494トンから27年産230,105トン)で1位となった。表彰者には、対策協議会会長比屋根氏とゆがふ製糖株式会社 知念宏彦代表取締役社長から、それぞれ賞状と副賞が授与された。
 続いて、沖縄県農林水産部営農支援課副参事 伊志嶺正人氏が「さとうきび茎数管理の適期」と題した講演を行い、多数の画像を用いて、培土や施肥のタイミングなど適期肥培管理の重要性や補植による茎数の確保など、増産のポイントについて説明が行われた。この後、伊志嶺氏の講演内容を基に、行政、生産者、生産法人代表などがパネリストとなり、さとうきびの栽培技術に関する話題を中心としたパネルディスカッションが実施された。パネルディスカッションの最後には、波平一男氏(糸満市さとうきび生産組合)が、「さとうきびの主産地である本島南部地区が一体となって、さとうきび生産を盛り上げよう」と参加者に呼びかけ、会場からは盛大な拍手が送られた。 
 パネルディスカッション後の質疑応答において、「講演やパネルディスカッションを通じ、参考になる栽培のポイントを知ることができた」との声も上がるなど、参加した生産者にとって大変有意義な会であったことが窺えた。来期のさらなる増産に繋がることを期待したい。

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

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