[本文へジャンプ]

文字サイズ
  • 標準
  • 大きく
お問い合わせ
alic 独立行政法人農畜産業振興機構

ホーム > 砂糖・でん粉の生産地から > 地方事務所だより > 平年28年度沖縄県「防風林の日」関連行事が開催された

平年28年度沖縄県「防風林の日」関連行事が開催された

印刷ページ

最終更新日:2016年12月22日

平成28年11月

那覇事務所 岡久季

はじめに
 平成28年度では台風18号が久米島に被害をもたらしたことに代表されるように、沖縄県の農業生産者は強風や潮害の発生リスクと常に向き合う状態にある。そこで、サトウキビをはじめとする農作物や農業用施設等への被害を低減するためにも、防風・防潮林の整備をより一層推進することが必要である。
 これまでも、県内各地域において防風・防潮林の整備は進められてきているが、植樹を行ってから防風林としての効果を発揮するまでに時間を要すことなどから、今なお十分とはいえない状況である。このため、農家はもとより広く県民に防風・防潮林整備の重要性を理解してもらうことを目的とし、県は11月の第4木曜日を「防風林の日」と定め、防風・防潮林の普及活動に取り組み、表彰、講演会、植樹活動などを行っている。

 今年度は、11月24日に宮古島市伊良部島の宮古市東地区構造改善センターにおいて、沖縄県防災農業推進会議の主催により「防風林の日」関連行事が以下の3部構成で開催され、生産者や行政などの農業関係者約100人が出席した。
当日の会場の様子
当日の会場の様子

第1部 沖縄県防災農業賞表彰式

 防風・防潮林を積極的に整備し、また、他の地域の模範となる取り組みを行っている次の1団体・1個人について、沖縄県防災農業賞の表彰が行われた。

団体の部:三樹果樹生産組合(代表:棚原豊樹氏)
 マンゴーハウス周辺に扇芭蕉を定植し、防風林として管理している。現在約5メートルまで成長し、台風被害を防いでいる。今後は樹種を増やしつつ、整備を行う計画である。

個人の部:川満長英氏
 圃場周辺にイヌマキ等の防風林を整備し、毎年高単収のサトウキビ栽培を実現している。また、定植場所の提供を行うなど、地域の取り組みにも貢献している。
表彰の対象となった川満氏(左から2人目)と棚原氏(同3人目)
表彰の対象となった川満氏(左から2人目)と棚原氏(同3人目)

第2部 防災農業推進講演会

 沖縄総合事務局総合農政推進官の来間一浩氏と、琉球大学名誉教授の仲間勇栄氏を講師に迎え、防災農業推進講演会が行われた。

  来間氏は、「防風林の役割とその整備方策」と題し、台風による県内での被害状況や、それに対する防風林の効果と事例について述べた後、定植時の様々な問題の解決策として大苗の機械移植の提案を行った。

  仲間氏は、「福木は福をもたらす木−宮古の福木旅物語−」と題し、宮古島には推定樹齢200年以上となる福木が多く残っており、防災機能のほかに染料や薬用といった用途もあることから、歴史的にも文化財の面からも貴重で観光資源にもなるとし、後世に残す必要があると述べた。
仲間勇栄氏による講演
仲間勇栄氏による講演

第3部 植樹大会

 開催地である宮古島市の下地敏彦市長からの挨拶、当機構副理事長近藤康子からの挨拶、生産者代表からのスローガン・がんばろう三唱、ポスター原画コンクール表彰式、次年度開催地である恩納村への引き継ぎセレモニーと進み、イヌマキなどの苗木1,000本の植樹を関係者や伊良部の児童ら参加者全員で行った。
来賓による記念植樹の様子
来賓による記念植樹の様子
参加者全員で植樹を行った
参加者全員で植樹を行った

おわりに

 防風・防潮林を今後の長きにわたり機能させるためには、継続的な維持・管理活動が重要である。そして、「防風林の日」の関連行事は、多くの方にその重要性を伝えることができる貴重な機会となっている。
 当機構としても、生産者や県民に防風・防潮林への理解がより深まるよう、情報提供に努めてまいりたい。
伊良部の小学生が描いたポスター
伊良部の小学生が描いたポスター
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033

広報・情報配信

  • メールマガジン
  • 農畜産業振興機構 RSS配信



このページのトップへ

Copyright 2016 Agriculture & Livestock Industries Corporation All rights Reserved.