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砂糖の出前講座を開催(公益社団法人北海道栄養士会後志支部)

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最終更新日:2017年10月16日

平成29年10月

札幌事務所 平石 康久

 平成29年9月22日、公益社団法人北海道栄養士会後志支部の協力を得て、余市町の中央公民館において出前講座を開催した。本講座では、砂糖に関する理解や知見を深めてもらうための体験講座に加えて、当機構の取り組みの趣旨に賛同して参画いただいた、北海道糖業株式会社の担当者からも説明を行った。当日は、会の栄養士を中心に15名の参加があった。参加者は全員女性であり、年齢の内訳は次のグラフのとおりであった。

年齢

 当事務所の平石からは、砂糖の原料となる作物、砂糖の価格調整制度、砂糖の歴史や種類について説明を行ったほか、砂糖の持つ特性や働きを実感してもらうため、砂糖のもつ親水性(水と結合しやすい)を利用した割れにくいシャボン玉作り体験を実施して、参加者のみなさまに楽しみながら砂糖の特性について触れてもらうことができた。
 また、北海道糖業株式会社札幌営業課の吉富課長に、後志支部から一番近い道南製糖所の概要やてん菜からの砂糖の製造工程について、わかりやすく説明を行っていただいた。

 講座後のアンケート結果によると、てん菜が北海道の農業・産業上、重要な作物であることや、価格調整制度について、回答者全員より理解が「大変深まった」「ある程度深まった」との回答を得た。

重要性

制度の理解

 講座前の砂糖に対する印象では、「癒し効果」、「疲労回復効果」といった砂糖に対する肯定的な見方も多かった一方、「食べると太る」といった否定的な見方もみられた。講座終了後は、「糖尿病の方にはよくない、太る等のマイナスイメ-ジが強かったが、様々な良い働きについて理解できたのでよかった」「砂糖の作り方や特性などためになった」、「実験で楽しく理解できた」などといった感想が寄せられ、有意義な体験プログラムが提供できたのではないかと思われる。

イメージ

 当事務所は、今後も、砂糖の価格調整制度や砂糖に関する知識などの周知・浸透を図る取り組みについて、関係者との連携も図りながら進めてまいりたい。

出前講座の様子
出前講座の様子

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