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冬季(6〜8月)の降雨量は、東西で大きく異なる予想 (豪州)

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 豪州気象庁(BOM)によると、豪州の冬季(6〜8月)の降雨量が平均を上回る確率は、クイーンズランド州およびニューサウスウェールズ(NSW)州のほとんどでは60〜80%とみられる。一方で、西オーストラリア(WA)州の南部の大部分では25〜40%にとどまり、乾燥した気候になる可能性が高いと予測される。
 現在、WA州では干ばつに伴い、冬穀物が減産となり、また、肉牛についても出荷が進むなど厳しい状況となっている。豪州家畜食肉生産者事業団(MLA)は、今後も降雨量が少ない場合、こうした状況がさらに悪化するとしている。一方で、NSW州の北部では、3〜5月の間が比較的乾燥気味であったため、降雨量が多いことは歓迎すべきであるとしている。



図 冬季(6〜8月)の降雨量が平均を上回る可能性
図
資料:豪州気象庁「National Seasonal Rainfall Outlook」より抜粋
【前田 昌宏 平成23年5月30日発】
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