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作柄悪化で、シカゴ相場急騰〜米国産トウモロコシ

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 米国農務省(USDA)7月2日の「Crop Progress」(毎週発表)によると、主要18州の7月1日時点のトウモロコシの作柄について、指標となる「優」と「良」の占める割合を前週と比べ8ポイント低下の48%と発表した。前年度の69%と比べても著しく低い。
作柄の悪化は、コーンベルトが気温の上昇と乾燥気候に見舞われ、トウモロコシの生育に影響を及ぼしたことが主要因である。

7月6日、768.00セントまで上昇 

 アメリカ独立記念日明けの7月6日のシカゴ相場は、作柄の悪化などを受けて、前月比49.25セント高の768.00セントで引けた。
 7月11日、米国農務省(USDA)は、米国産トウモロコシの需給見通しを公表する。この発表により、12/13年度産トウモロコシの単収や作付面積などの情報が更新される。単収見通しなどによっては、今後も価格の変動が考えられる。
【山神 尭基 平成24年7月6日発】
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