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中国江蘇省における口蹄疫の発生について (中国)

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 中国政府は、国際獣疫事務局(OIE)に対し、中国国内での口蹄疫の発生を通報した(2012年12月17日)。

 中国では、11月19日にも、遼寧省大連市で口蹄疫が発生しており、今回で4例目となる。

  発生場所である江蘇省は、主要養豚産地である山東省に近いとともに、大消費地の1つである上海や省都である南京市や杭州市にも近い場所にある。今回の発生は、前回と比較して規模は小さいものの、中国では、9月、11月と続いて口蹄疫が発生していることから、今後も口蹄疫の発生に注意する必要がある。

  日本の農林水産省では、都道府県、関係団体、生産者に対し、年末・年始及び春節(旧正月)を迎えるに当たり、口蹄疫の発生予防措置の徹底と監視体制の強化を強く呼びかけている。さらに、口蹄疫ウィルスの侵入を防止するため、畜産関係者の口蹄疫発生国への海外渡航の自粛を要請し、水際での侵入の徹底を強く求めている。

【概 要】
・発  生  日 : 2012年12月12日
・発生場所  : 江蘇省常州市普新北区
・病   原   : 口蹄疫ウィルス(血清型:O型)
・患畜概要  : 豚(飼養数338頭・発生数12頭・死亡数0頭・淘汰数338頭・と畜数0頭)
図
【山ア 博之 平成24年12月21日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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