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欧州委、食肉に係る新たなラベル規則を提案

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 欧州委員会は12月6日、EUにおける食肉に係る新たな表示規則案を発表した。
 これは、2013年1月にアイルランドで牛肉製品に馬肉が混入していたことが判明したことに端を発し、その他の加盟国でも食肉製品に偽表示があったことが次々と明らかとなり、大きな問題となった。このため欧州委員会は、食肉産業や食品表示に対する消費者の不信を払拭するため、食肉産業における透明性の確保、また、消費者が食品の選択において必要な情報の提供を確保することを目的に、新たな規則を定めたものである。
本規則は、豚肉、羊肉、ヤギ肉および家禽肉が対象となっており、全加盟国に対し義務的規則となる。
 なお、牛肉に関しては、同様の規則が2011年に「消費者への食品情報規則:Food Information to Consumers Regulation」で定められており、施行は2013年12月13日からとなっている。そのため、当該規則には含まれていない。
 本規則は、欧州議会でも既に承認されており、2015年4月1日から施行の予定である。
 主な内容は、以下の表のとおり。
EUラベル1
EUラベル2
【矢野 麻未子 平成25年12月11日発】
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