畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2014年 > 米国での豚流行性下痢(PED)の発生件数は、減少傾向

米国での豚流行性下痢(PED)の発生件数は、減少傾向

印刷ページ
 米国農務省動物検疫局が8月15日に公表した最新の週別豚流行性下痢(PED)報告件数レポートによると、2013年4月以降から2014年8月3日までに総計8047件の発生が確認されている(図)。しかし、2014年6月22日以降、気温の上昇とともに発生件数は減少傾向となり、8月3日時点の週別発生件数は、64件と2014年に入り最も低い数値となった。
 なお、これまでに32州でPEDの発生が確認されている。
図1
 2014年8月3日までの州別の発生状況を見ると、全米で最も豚飼養頭数の多いアイオワ州が2223件と最も多く、次いでミネソタ州(1332件)、イリノイ州(888件)、ノースカロライナ州(792件)と続いている(図2)。
 8月3日時点の週別発生件数を育成・肥育・繁殖別に見ると、肥育豚が10件と最も多く、次いで哺乳豚(25件)、子豚(14件)、繁殖豚(2件)となり、前週に比べて減少している(図3)。
図2
図3
【山神 尭基 平成26年8月22日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532