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採卵鶏飼育方式の見直しを発表(カナダ)

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 カナダ鶏卵生産者協会(EFC)は2月5日、同国の採卵鶏の飼育について、従来のバタリーケージから新たな方式に移行する計画を発表した。
 採卵鶏の新たな飼育方式としては、「改良型ケージ」のほか、「多段式エイビアリー」、「平飼」、「フリーレンジ」といった非ケージシステム(注)を挙げており、 このうちEFCは、「改良型ケージ」の利点を強調している。 発表によれば、カナダでは現在、鶏卵生産量の9割が、「従来型」のバタリーケージで飼育された採卵鶏に由来している。
 これを今後8年間で、鶏卵の5割を新たな飼育方式に移行するとともに、バタリーケージでの採卵鶏飼育の新規開始を停止するとしている。さらに、今後15年以内に鶏卵生産量全体の85%、2036年までに全てを新たな飼育方式による採卵鶏からの生産に切り替えるとしている。なお移行に当たって、今後4年間、実証試験を行うとしている。

(注)いずれも、カナダ採卵鶏業界の実務的な使い分けによるもの。
  「改良型ケージ(Enriched Housing)」
   ・ バタリーケージより大きなケージで飼育し、生活スペース以外に産卵スペースや止まり木などが用意される
  「多段式エイビアリー(Aviary)」
   ・ 鶏舎内に鶏がとどまる棚を作るが、ケージは利用しない
 「平飼(Free Run)」
   ・ 鶏舎内で鶏が床面を自由に運動できる
  「フリーレンジ(Free Range)」
   ・ 平飼に加え、鶏舎から野外へのアクセスも可能とする
【平石 康久 平成28年2月9日発】
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