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タイ産生鮮鶏肉の韓国向け輸出が12年ぶりに再開(タイ)

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 11月19日付けタイの現地報道によると、タイのチャチャイ農業協同組合相は、11月9日に韓国当局から正式に大手食品メーカーのチャロン・ポカパン・フーズ(CPF)など12カ所の鶏肉生産工場の輸出許可を受けたとし、タイは同日以降に生産された生鮮鶏肉の輸出が可能となり、初回ロットを11月17日に輸出したとしている。
 タイから韓国への生鮮鶏肉の輸出は、同国で2004年1月に高病原性鳥インフルエンザが発生して以来停止されていたが、韓国は今年の9月に動植物検疫所(Animal and Plant Quarantine Agency)の検査官を派遣し、先の12カ所の工場の検査を行い、その後、両国間で協議が進められていた。また、別途、41カ所の工場が最終検査の段階にあり、韓国当局から輸出許可が下りるのを待っている段階にある。
 韓国は2003年に、タイから4万2000トンの生鮮鶏肉を輸入していたが、輸入停止後はブラジル、米国、デンマークなどから輸入している(図1)。その間、タイ産の鶏肉調製品は、ほぼ一貫して右肩上がりで推移しており、2015年は1万5000トンとなっている(図2)。
 現地報道によると、タイ鶏肉輸出業者協会マネジャーのククリット氏は、輸出再開後、生鮮鶏肉の輸出量は徐々に増加し2、3年後には4万トン(30億バーツ)に達すると見込んでいる。また、CPFのプラシット副社長は、米国やブラジルの競合国よりも距離が近いことや加工技術の面で優位であることを韓国の顧客は理解しており、韓国向け生鮮鶏肉の輸出は拡大するとしている。
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【青沼悠平 平成28年12月1日発】
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