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NZ産粉乳に対し特別セーフガードを発動(中国)

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 中国政府は1月6日、ニュージーランド(以下、「NZ」)からの粉乳等(※)に対し、中国NZFTAに基づく特別セーフガードを発動したと発表した。
 発表によると、1月5日時点で、粉乳等の輸入申告数量が15万5929トンとなり、2018年の発動基準数量である15万4745トンを上回ったため、1月6日に特別セーフガードを発動し、関税率は0.8%から10%(最恵国関税率)に引き上げられる。

 粉乳等は、牛乳乳製品輸入量全体の約3割を占め、ニュージーランド産は8割程度のシェアを持つ。例年1月の輸入が多く、毎年特別セーフガードが発動している(図)。1月5日に発動基準数量を上回ったのは2015年ぶりである。

 発動基準数量は、発効年(2008年)の約2万4000トンから、翌年に約10万トンに、以降、毎年5%程度ずつ引き上げられている。枠内税率は、発効年の9.2%から毎年約0.8%ずつ削減され、2019年以降は無税となる。詳細は『畜産の情報2016年9月号』P94〜P95を参照ください。

※ 全粉乳(040221、040229)、脱脂粉乳(040210)、無糖れん乳(040291)。括弧内はHSコード。
図 ニュージーランドからの月別粉乳等輸入量(2016年)
【三原 亙 平成30年1月17日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:三原 亙)
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