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EU、新学期開始に伴い学校給食用果実・野菜・牛乳供給事業を実施

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 欧州委員会は9月2日、新学期の開始に伴い、欧州連合(EU)各加盟国にて、学校給食用果実・野菜・牛乳供給事業(2019/2020年度(8月〜翌7月))を実施すると発表した。
 同事業は、果物および野菜、牛乳および乳製品の供給を通じて、児童生徒に対して、健康的かつバランスの取れた食事を促進すると同時に、農業および栄養に関する教育プログラムの実施を目的としている。
 
 欧州委員会のフィル・ホーガン農業・農村開発担当委員は、「若いうちに健康的な食習慣を身に付けることが重要である。同事業により、我々の若い世代は、高品質な欧州産品を楽しむだけでなく、栄養、農業、食料生産やそのために必要な労働についても学ぶことができる」とした。
 
 予算は、2億5000万ユーロ(295億円:1ユーロ118円)が割り当てられている。内訳は、果物および野菜に対して約1億4500万ユーロ(171億1000万円)、牛乳および乳製品に対して約1億500万ユーロ(123億9000万円)となっている。
 同事業への参加は任意となっており、EU各加盟国はプログラムの一部か全部を選択して実施する。本年度の各加盟国への配賦額は、2019年3月に欧州委員会によって承認、採択されている。また、各加盟国は配賦額に加えて、国独自の予算を追加することが可能である。さらに、各加盟国はそれぞれ、児童生徒に供給する農産品の種類、実施する教育プログラムのテーマなどを決定することができる。農産品は、環境に配慮して生産されたもの、季節性のあるもの、地元産であることなどが配慮される。
 
 同事業の2017/2018年度実績によれば、EU全体の児童生徒の20%に当たる2000万人以上が同プログラムの対象となり、合計25万5500トンの新鮮な果実および野菜、1億7800万リットル相当の牛乳および乳製品がEUの児童生徒に供給されている。
表
【調査情報部 令和元年9月10日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-8527