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2019年の農畜産物及びその加工品の輸出、野菜類が好調(韓国)

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最終更新日:2020年2月25日

 韓国農林畜産食品部は2020年1月21日、2019年の農畜産物及びその加工品の輸出実績を発表した。これによると、輸出量は減少したものの、輸出額は4年連続で増加した(表1)。世界経済の減速、日韓貿易摩擦の中でも、いちご、高麗人参、家きん肉などの農畜産物は増加し、輸出額は過去最高だった昨年を上回る13億8230万米ドル(1520億5300万円:1米ドル=110円(2019年1月末TTS相場)、同8.3%増)となった。

 野菜類の輸出量、輸出額を見ると、輸出量はパプリカ、いちご、トマト、野菜種子といった品目で増加し、全体でも前年を大幅に上回った(表1)。輸出額は、パプリカで前年をわずかに下回ったものの、全体では前年を大幅に上回った。
高麗人参については、中国、ベトナム、日本などの健康志向に支えられ、それらの国向けを中心に輸出量は大幅に、額はかなり大きく、いずれも増加した。
 畜産物については輸出量、額ともに増加している。
 特に家きん肉については、ベトナムで需要の増加などにより、同国向けが伸びたため、輸出量、額ともに前年を大幅に上回った。
表1
 国・地域別に見ると、輸出額が最大の輸出先国である日本向けには、高麗人参、ラーメン等が好調に推移したことにより、輸出額は3年連続で増加した(表2)。一方、輸出量が最大の中国向けは輸出量、額ともに減少した一方、米国への輸出が好調であった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)については、オンラインモールなどの流通網の拡大や後述するベトナムでの流通インフラの支援を行ったことなどが奏功し、輸出額は増加した。

 同部は、現在、日本、中国、米国などに集中している輸出構造を2020年は東南アジアへ拡大したいとしている。具体的には、東南アジアでの韓国産生鮮農産物の専用販売店をマレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの4カ国34カ所からインドネシア、フィリピンを加えた6カ国45カ所まで拡大する計画を有している。また、ベトナムにおいて引き続きコールドチェーンの拡充や輸送費の支援およびバイヤー発掘などを推進していくこととしている。
表2
【小林 智也 令和2年2月25日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:小林智也)
Tel:03-3583-4389