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2020年トウモロコシおよび大豆の作付意向面積はともに増加見込み(米国)

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トウモロコシ作付意向面積は2019年から8.1%増加

 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)は3月31日、2020年のトウモロコシおよび大豆の作付意向面積を公表した。トウモロコシの作付意向面積は9699万エーカー(3925万ヘクタール)と推定され、前年比で8.1%増となった。本年2月に行われたUSDAアウトルック・フォーラムにおける予測よりも300万エーカー増加しており、州毎では48州のうち38州で増加または現状維持となっている。

大豆の作付意向面積は2019年から9.7%増加

 2020年の大豆の作付意向面積は8351万エーカー(3380万ヘクタール)と推定され、前年比で9.7%増となった。上述のUSDAアウトルック・フォーラムにおける予測よりも150万エーカー減少しており、州毎では29州のうち22州で増加または現状維持となっている。
 2019年は米中貿易紛争の影響や春先の天候不順により大豆の作付面積は前年比14.7%減と大きく落ち込んだ。こうした状況の中、2020年1月に第一段階の米中経済貿易協定が締結され、中国側は大豆に対して免税措置を実施するなど、貿易上の懸念は少なくなり、作付面積を増加する意向が強まったと考えられるが、米中貿易紛争前の水準までは回復していない。

 今回の作付意向面積予測は3月の第1週から第2週にかけて行われた、約8万戸の農家からの聞き取り調査に基づくものである。毎年この時期に行われている調査であるが、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、途中でオンラインのみの調査に切り替えられた。
 今後、昨年のような天候不順による作付けの遅れが発生すれば、実際の作付面積は大きく変動することとなるが、現時点の懸念事項はCOVID-19による影響とみられている。世界中でCOVID-19の拡大が確認されているが、4月2日時点において、米国の感染者数は世界一となっており、今後も感染者数が拡大し続ければ、農場での労働力不足につながり、作付けへの影響が指摘されている。また、米国内では外出自粛等により食用または家畜飼料用など様々な用途の消費量が大きく減少する可能性が指摘されている。仮に今回の予測通り作付けが行われ、収穫も順調に行われれば、2020年末には在庫が大きく増加する可能性もあり、飼料穀物需給の見通しは不透明な状況となっている。
図 米国におけるトウモロコシ・大豆作付面積の推移
【調査情報部 令和2年4月7日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9805



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